トリップアドバイザーが発表した「 外国人が「クール」だと評価した日本の観光スポット20」にメジャーな観光地が多かったのは、地理的に有利な大都市だったからです。
また10月28日、「未来世紀ジパング」という番組で「再発見! 日本人が知らないニッポン」で取り上げられていた観光地は、決してメジャーな観光地ではありません。

「未来世紀ジパング」では

タイの人気旅番組「Majide(マジで)Japan」の取材クルーに密着し、比叡山からびわ湖を見てその大きさに驚き、座禅体験をして、びわ湖でマリンスポーツを楽しみ、滋賀県の居酒屋で近江牛ステーキを楽しみ、鮒寿司に鼻をつまむシーンなど、日本の日常を体験しながら取材を進めていました。

世界的旅行ガイドブックのロンリープラネット記者にも密着していましたが、他社では取り上げない観光スポットを探すとして、良い場所があっても「ストーリーがないと記事にしない」と言われていました。

北海道の宗谷岬に近い“歌登”という土地のホテルも頑張っておられました。「射的」「輪投げ」などの夜店、「流しそうめん」「餅つき」など、日本の風土であったものをホテル内で体験してもらう取り組みは大成功のようです。


「未来世紀ジパング」とトリップアドバイザーの情報から見えるのは、大都市周辺には大きなチャンスが隠れているということです。
勿論、北海道の“歌登”まで行ってもらうのも良いのですが、関空周辺のホテルでも十分取り組める内容です。そろそろ本気になって、インバウンド対策を考えるべきではないでしょうか。

http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20131028/