訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査を実施しました
(観光庁HP 2024年6月28日)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_00004.html

【ホッシーのつぶやき】
観光庁の「訪日旅行中に困ったこと」調査で、最多は「ゴミ箱の少なさ」(30%)で、2位が「施設等のスタッフとのコミュニケーション(英語が通じない等)」(22%)だったようです。相当前から上位の二つですが、外国語コミュニケーションは「翻訳アプリ」活用で解決しているようですが、ゴミ箱問題は深刻さが増しています。昔、APECでテロ防止で始まったゴミ箱封鎖が撤去へと移っていったのを思い出します。ゴミ箱を増やすとゴミ回収などの問題は発生しますが、今は減りすぎたと思います。管理が容易な場所のゴミ箱設置から検討してほしいものです。

【 内 容 】
観光庁では、訪日外国人旅行者がストレスなく快適に観光を満喫できる環境整備を進める上で、これらの現状と課題を明らかにし施策に反映させるため、外国人旅行者が訪日旅行中に困ったことを継続的に調査しています。令和5年度は、コロナ禍明け初の調査であり、新たに持続可能な観光に関する訪日外国人旅行者の関心等についても調査を行いました。
本調査の結果を踏まえ、受入環境整備の促進を図ってまいります。

1.実施概要
<調査期間> 2023年11月~2024年2月    <回答件数> 4,012件
<調査場所> 新千歳空港、成田国際空港、東京国際空港、関西国際空港、福岡空港
<調査内容> 訪日外国人旅行者を対象に、旅行中に困ったことや、持続可能な観光に関する関心等についてアンケートを実施 

2.調査結果

(1)旅行中に困ったこと
【全般】
〇困ったとの回答が特に多かった項目は「ごみ箱の少なさ」(30.1%)、「施設等のスタッフとのコミュニケーション(英語が通じない等)」(22.5%)となり、この2項目の回答は、前回令和元年度調査からそれぞれ5%ポイント以上増加した。これを反映し、旅行中「困ったことはなかった」と回答した割合は29.7%となり、前回調査(38.6%)から10%ポイント近く減少した。 
〇一方で、フリーWi-Fi等通信環境については、「困った」の割合は減少となった。

【個別事項】 ※補足調査において具体的に困った点等を質問
〇ごみ関係:「ごみ箱が近くになかった」(91%)との回答が多く、困った場所としては「観光スポット」及び「観光スポットに向かう過程」(共に43%)との回答が多い結果となった。
〇コミュニケーション関係:困った際の対応としてはICTツール(自動翻訳システムや翻訳アプリケーションなど)を活用」(76%)との回答が多く、「飲食」(53%)、「観光スポット」(24%)、「鉄道駅、バスターミナル」(17%)などの場面で利用することで、スムーズな意思疎通が行われたとの結果となった。

(2)サステナブルツーリズムに関する関心
〇サステナブルツーリズムが実践できることを重視して日本を旅行先として選んだ外国人旅行者は、全体回答者の68%であり、特に台湾、タイやインドネシアからの旅行者について高い結果となった。 
〇また、日本を「サステナブルツーリズム」の旅行先として相応しいと思う理由として、自然環境への配慮(53%)や文化・伝統の継承(51%)といった回答が高い結果となった。