『 ウイズコロナ・ポストコロナの観光 』 〜新型コロナの最新情報
(『観光のひろばZOOM』 2020年8月5日)

主要15ヶ国の8月4日時点での資料によると、感染者数が最も少ないのはベトナムの464人、台湾も少なく467です。またベトナムは死者ゼロです。死者が1%以下は、ベトナムと香港、シンガポール。完治率が90%を超えているのは、中国、韓国、台湾、マレーシア、タイの5ヶ国です。
欧米諸国は感染者数と死亡者数ともに、アジアより1桁以上多く、何故、日本を含むアジアが少ないのか不思議です。
インバウンドへの期待の声が高いですが、海外の旅行会社は「訪日を希望する人は多いが、感染拡大が続くなか、ツアー申し込みはゼロ」だといいます。
世界の航空需要も2019年レベルへの回復は2024年といい、航空路線の復活が先決になります。

【ポイント】
8月4日時点で整理した新型コロナ関連の情報を紹介しました。
8月4日の、日本の感染者は4万人を超え、死者は1千人でした。
6月8日の、世界の感染者は700万人を超え、死者は40万人でしたが、
8月4日には、世界の感染者は1800万人を超え、死者は70万人となりました。
爆発的な感染拡大が続いています。

株式会社グローバル・デイリーの主要15ヶ国の8月1日の資料によりますと、
感染者数が少ないのはベトナムの464人、台湾の467人です。ベトナムは死者がゼロです。
死者が1%以下はベトナムと香港、シンガポールです。
完治率が90%を超えているのは中国、韓国、台湾、マレーシア、タイの5ヶ国です。
インバウンドへの期待は高いようですが、海外の旅行会社へ
訪日意向の調査では、「訪日を希望する人は多いが、ツアー申し込みはゼロ」だといいます。

世界の出入国制限と緩和の方向性!
欧米諸国は、感染者数と死亡者数ともに、アジアと比較して1桁から2桁多いようです。
何故、アジアは感染者数も死亡者数も少ないのか不思議です…

ヨーロッパは6月中旬から国境閉鎖を緩和してきましたが、感染拡大で旅行の制限が相次いでいます!
イギリス:スペインからの帰国者に14日間の自主隔離を義務化。
ノルウェー:イベリア半島からの帰国者に10日間の自主隔離を求めた。
フランス:スペインのカタルーニャ州への渡航を自粛するように呼びかけた。
ドイツ:トルコなど感染リスクの高い国からの帰国者者への、空港でPCR検査場を設置。
オーストリア:リゾート地セント・ウォルフガングのバーの営業時間短縮。
ベルギー:同国アントワープで感染者が急増し、警戒レベルに感染が再拡大。
ギリシャ:教会やショッピングモールでのマスク着用義務期間延長。

アフリカ、アジア太平洋地域
モロッコ:感染拡大防止のため主要都市間の移動禁止。
アジア太平洋地域:事実上、外国人入国禁止を継続。

世界第2位の感染国のブラジルが、外国人観光客の受け入れ、国際空港を再開を発表しました。

WHO:世界の感染者数は倍増しており、パンデミックは加速しているとの見解です。
国際航空運送協会(IATA)は、世界の航空需要も2019年レベルへの回復は、1年遅れ2024年になると、1週間ほど前に発表されていました。
インバウンドが来たくても、航空機が飛んでいないと来れないのが、訪日観光に一番影響が大きいかもしれません。

今は、近場の観光(マイクロツーリズム)に力を注いで、観光コンテンツを見直し、再構築する時期だと思われます。