イスラム教徒の祈祷室が大阪のミナミとキタに設置されます!

ムスリムの観光客が増えつつあるなかでイスラム教徒の礼拝施設が求められていたので良い取り組みだと思います。
先日も書きましたが、イスラム教の戒律が厳しい国もあれば、それほど厳しくない国もあります。
日本に来るムスリムの観光客も、観光に来るなかでハメを外す方がいるのも現実です。
しかし、一定の礼拝施設があり、ハラール食を提供する飲食店があることが、観光先に日本を、大阪を選ぶ大きな指標になるのだと思います。

(読売新聞 9月30日)
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140930-OYTNT50030.html?from=oytop_ymag

【ポイント】
・南海電鉄は、商業施設「なんばCITY本館」にイスラム教徒ら向けの祈祷きとう室を9月30日に開設する。
(地下1階、約50平方メートル。男女別に区切られ、聖地メッカの方角を示す印が天井に貼られている。手や足を水で清める水道設備もある。午前11時半~午後8時半、無料。)
・JR大阪駅ビル1階でも10月22日、同様の祈祷室が開かれる。
(30平方メートルで男女別、手や足を洗える設備もある。)
・両施設とも、案内所での申し込みが必要となる。

・円安やビザの要件緩和などで、イスラム教徒の訪日観光客は増えている。人口の約6割を同教徒が占めるマレーシアから、前年より36%多い約17万7000人が来日。約9割が同教徒のインドネシアからも前年比35%増の約13万7000人が訪れた。
・国内で礼拝できる施設は成田空港や関西空港といった国際空港や、商業施設「りんくうプレミアム・アウトレット」など一部に限られている。
・イスラム教徒は、1日5回礼拝を行い、外出時は迷惑にならないよう、商業施設の階段下のスペースや広場の一角を使っている。また、礼拝のために宿泊しているホテルに戻る教徒もいる。「駅近くに、こんな施設があればとても便利」と喜んでいる。