インバウンドサミットin瀬戸内「愛媛県のインバウンド観光施策」中村時広知事
(MATCHAコラム 2024年12月4日)
https://company.matcha-jp.com/column/6158/

【ホッシーのつぶやき】
私もオンライン参加したが、知事が観光に力を入れると劇的なインバウンド誘客につながると感じた。愛媛県のゴルフ場の地理的利便性とコストパフォーマンスの高さを訴求し、韓国ゴルフ連盟と連携したことが、チェジュ航空の定期便を産んでいる。韓国はゴルフ熱が高くプレー費が高いところに目をつけたプロモーションだった。
台湾には”しまなみサイクリング”を売り込んでいる。
知事がプロモーションに力を入れ入口を作れば、出口のインバウンドは必ず増えていく。

【 内 容 】
2024年11月7日、インバウンドサミットin瀬戸内DAY1が愛媛県で行われました。
日時:2024年11月7日(木)13:00-19:30
会場:愛媛県県民文化会館(〒790-0843 愛媛県松山市道後町2丁目5−1)
参加人数:オンライン:585名 現地参加者:140名

オープニング:開会挨拶「愛媛県のインバウンド観光施策」(中村時広知事)
インバウンドサミット in 瀬戸内は、温かい拍手に包まれながら、愛媛県知事の挨拶で幕を開けました。

松山市長時代から観光に情熱を注いできた知事は、観光への思いとこれまでの取り組みを語り、観光の鍵は「物語性」にあると強調しました。続いて、愛媛県が現在進めるインバウンド事業について紹介。愛媛県ではインバウンドの誘客ターゲット層を明確に定めプロモーションや施策を展開しています。特に注力したのがソウル-松山便。韓国の大手LCC・チェジュ航空との連携により、週4便でスタートしたこの路線は、現在では週14便(1日2便)に増便。搭乗率82~83%を維持し、好調な実績を残しています。効果的な魅力発信が、既存路線での新たなファン層の獲得につながりました。

一方、釜山便では異なるアプローチを採用。韓国ゴルフ連盟との連携を活かし、愛媛のゴルフ場の地理的利便性と高いコストパフォーマンスを訴求するプロモーションを実施しました。試験運航したチャーター便が即座に満席となり、現在では週6便の定期便が運航中。搭乗率は90%と非常に好調です。

さらに、観光振興の一環として、デジタルトランスフォーメーション(DX)にも力を入れています。6年前の5G導入を機に設立された県庁内のデジタルプロモーション戦略室が「トライアングルエヒメ」をはじめとする39のプロジェクトを推進。その中には、MATCHAの提案を基にした観光振興プロジェクトも含まれ、地域の魅力をデジタルで発信する新たな取り組みが進行中です。

愛媛県の更なるインバウンド誘客に向けた挑戦は、物語性とDXを融合し、新たな観光の可能性を切り拓いています。