民泊エアビーが絶好調、売上高、純利益とも過去最高を記録、旅行需要の回復で近場と地方の予約が急増 —2021年第3四半期
(トラベルボイス 2021年11月5日)
https://www.travelvoice.jp/20211105-149993

【ホッシーのつぶやき】
Airbnbの2021年第3四半期の売上高が、2019年同期比でも36%増の22億ドル(約2500億円)と過去最高。純利益も2019年同期の5億6700万ドル(約646億円)から8億3400万ドル(約951億円)に大幅増加したという。
移動規制緩和により旅行需要が回復し、近場や地方の宿泊施設の予約が増加し、地方は2019年比で40%以上増加。一方、都市部の回復は緩やかなようだ。
日本も緩やかな回復ではあるが世界は急激な回復のようだ。日本の回復も時間の問題で、世界と同じ傾向を歩みそうだ。

【 内 容 】
Airbnb (エアビーアンドビー)は、2021年第3四半期(7月~9月)の営業実績を発表した。それによると、売上高は前年同期比70%増、2019年同期比でも36%増の22億ドル(約2500億円)となり、過去最高を記録した。2019年同期と比較した増加率も2021年第2四半期の10%から3倍に拡大した。

純利益も過去最高を記録。前年同期の6億1500万ドル(約700億円)、前々年同期の5億6700万ドル(約646億円)から8億3400万ドル(約951億円)に大幅に増加した。調整後EBITDAは初めて10億ドル(約1140億円)を突破。前年同期の倍、前々年同期の3倍以上となる11億ドル(約1245億円)を計上した。

世界各国で進む移動規制の緩和により、旅行需要が回復。同社では特に近場や地方の宿泊施設の予約が増加し、自宅から300マイル(約480キロ)以内の予約は全体の40%以上を占め、2019年同期の32%を上回った。また、地方の予約は前々年比で40%以上増加した。一方、都市部の予約の回復は緩やかで、売上に占めるトップ10都市の割合は、2019年同期の11%から6%に減少した。

このほか、滞在の長期化も進んでおり、28日以上の滞在の割合は、全予約の20%を占め、2019年同期の14%を上回った。

旅行需要の回復に伴う好調な予約により、ホストの収入も増加。総収入額は前々年同期比27%増の128億ドル(約1.46兆円)に達した。

同社のブライアン・チェスキーCEOは、決算発表にあたって、「パンデミックは、人々の生活、働き方、旅行の仕方に変革をもたらした。我々は今後も新しい旅行、生活のスタイルに合わせて、イノベーションを続けていく」とコメントしている。