【データ】還元事業終了後のキャッシュレス利用動向調査
(観光経済新聞 2020年8月31日)
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【ポイント】
9月1日「マイナポイント」がスタートたが、手続きが煩雑なことや、マイナンバーカード発行に時間がかかることで伸びが悪いようだ。9月1日のWBSは「PayPay」が最多と紹介していた。
6月30日に終了したキャッシュレス還元事業で、「キャッシュレス決済の利用頻度が増えた」が61%。
還元事業をキッカケに「QRコード」の種類を増やした人は73%。
「マイナポイント」を知っている人は73%で、そのうち「利用したい」は53%だという。

【 概 要 】
株式会社ジャストシステムは、キャッシュレス還元事業の利用動向調査を発表した。

■キャッシュレス還元事業により、約6割が「キャッシュレス決済の利用頻度が増えた」
「普段、キャッシュレス決済を利用している」人は76.1%で、そのうち「キャッシュレス・消費者還元事業」を知っていた人は81.8%。
還元事業により、キャッシュレス決済の利用頻度が「増えた」61.1%、「変わらない」36.8%でした。

■キャッシュレス還元事業で、QRコード利用者の7割強が「使えるQRコードの種類を増やした」
普段、キャッシュレス決済に「QRコード」を利用している人のうち、還元事業をきっかけとして、「QRコード」の種類を増やした人は72.9%でした。
「クレジットカード」利用者のうち、「クレジットカード」枚数を増やした人は39.1%、「非接触型スマートフォン決済(iD、モバイルSuicaなど)」利用者の場合は52.0%、「デビットカード」は51.4%、「ICカード型電子マネー(nanacoなど)」は39.9%でした。

■キャッシュレス還元事業終了後も、7割強が「利用頻度は変わらない」
2020年6月30日に還元事業が終了したことを認知していたは90.5%。事業終了後のキャッシュレス決済の利用頻度は、「変わらない」が73.9%、「減った」は11.6%、「増えた」は14.5%でした。

■「マイナポイント」は、認知者の約半数が「利用したい」
「マイナポイント事業」を知っている人は72.3%。そのうち「利用したい」は52.7%、「利用したくない」は18.8%、「どちらとも言えない」は28.4%でした。
「利用したくない」の理由を聞いたところ、「マイナンバーカードとの紐付けが不安」(64.0%)、「マイナンバーカードを持っていない」(61.3%)、「手続きが面倒」(54.0%)でした。

調査名:『Eコマース&アプリコマース月次定点調査 (2020年7月度)』
調査期間:2020年7月9日(木)~7月16日(木)
調査対象:17歳~69歳の男女1,100名
調査結果:レポートは無料でダウンロード提供
https://marketing-rc.com/report/