コロナ禍の世界で最も安全な国はどこ? 1位はスイス 日本は5位にランクイン
(やまとごころ 2020年6月10日)
https://www.travelvoice.jp/20200511-146116

香港の団体による、最も安全な国のランキング(6月3日)によると、1位スイス、2位ドイツ、5位に日本が入っているという。
4月12日のランキングでは、危機に迅速に対応でき、緊急事態への備えが高かった国のランクが高く、6月3日のランキングは、経済回復力のある国が上位にランクされているという。
日本は9位から5位にランクが上がったようだ。

【ポイント】
香港のDeep Knowledge Groupが、現在最も安全な国のランキングを発表した。
130の定量的および定性的パラメーターと、検疫効率、政府の危機管理効率、医療体制、地域の回復力などのカテゴリの1万1400以上のデータポイントに基づいた分析によるもの。

新型コロナウイルス感染が世界に広がる現在、最も安全な国はスイス。2位はドイツで、日本は5位に入った。これは6月3日のランキングだが、4月12日のランキングとは順位にだいぶ変動がある。
当初は危機に迅速に対応でき、緊急事態への備えが高かった国が高くランク付けされたが、現在は経済回復力のある国が上位にランクされているという。

欧州、アジア・太平洋、中東がほとんどで、アメリカ大陸からは20位以内にカナダしか入っていない。
それ以外では、アメリカ大陸とアフリカ大陸では41位のチリ、69位の南アフリカが最もランクが高く、特に南米とサハラ以南のアフリカではスコアが低い国が多い。
アメリカは58位、ロシアは61位、イギリスは68位だ。
最下位はコロナ以外の感染症も蔓延する南スーダンでスコアは300だった。

日本がまず最初に入国規制を緩和する対象国として上がっているオーストラリア(8)、ニュージーランド(9)、ベトナム(20)、タイのうち、タイは47位(スコア541)となっている。
スイスと日本のスコアの内訳を見ると、検疫効率で大きな差が出ているのがわかる。

Deep Knowledge Groupは、2014年に香港で設立された投資会社Deep Knowledge Venturesが所有する企業と非営利団体のコンソーシアムである。