世界の消費者トレンド2025発表、5大予測は「健康寿命へのこだわり」や「AIへの期待と不安」など
(トラベルボイス 2024年11月19日)
https://www.travelvoice.jp/20241120-156663

【ホッシーのつぶやき】
世界の消費者は、健康寿命にこだわり、賢く消費し、地球へのやさしいを意識し、本当に必要な商品を時間をかけずに購入し、AIには懐疑心を持つという。エコだけが必ずしも購買に繋がらないや、AIの良い点と悪い点を評価し、タイパが尊重される傾向と、賢い消費に努めている様だ。
今は多様化の時代だと思うが、高付加価値として高価格な商品だけがもてはやされる傾向には抵抗を感じる。

【 内 容 】

英国の市場調査会社ユーロモニターは、「世界の消費者トレンド2025年版」を発表し、2025年のトレンド5つを明らかにした。世界16拠点に所属する同社のアナリストが、市場調査によって得られた知見をもとに予測・分析したもの。

まず、「健康寿命へのこだわり」を挙げ、人々はより長く、より健康的に生きるために、齢を重ねた将来の自身のコンディションを考えて、現在から行動を変化させていると分析した。データによると、 2025年には世界のスマートウェアラブル製品の総小売販売個数は約1億1700万に上ると予想されている。

2つ目が「賢い消費」。消費者は、現在のニーズと将来のニーズの両方の観点から、自分の優先順位と照らし合わせて購入決定を戦略的に行い、価格の安さのみが必ずしも購入の動機とはならないとしている。データによると、2024年に消費者の50%が時間を節約するためなら喜んでお金を使った。

3つ目が「エコ・ロジカル」。商品を購入する際、「地球にやさしい商品である」ことは、非常に重要な補完的要素である一方で、必ずしもそれのみが購買要因にはならないと指摘。2022年第2四半期には11の日用消費財(FMCG)業界と25カ国において、サステナブル商品のオンラインSKU(最小在庫管理単位)数は、500万まで増加した。

4つ目が「選び抜かれた購買体験」。現代の消費者は、とにかく自分が本当に必要な商品やサービスを、時間をかけずに探し出したいと考えていると分析している。例えば、消費者の42%が、ライブストリーミン グを通じて購入した経験があり、その理由として「ライブストリーミングでは、 商品やサービスの特徴をより簡単に理解できるから」を挙げた。

5つ目が「AIへの期待と不安」。消費者は生成AIに対する懐疑心を深めている一方で、この技術に背を向けてはおらず、良い点と悪い点の両面を評価。4人に1人の消費者が、商品のお薦め機能がショッピング時に生成AIを活 用する最大のメリットであると回答した。