【世界10都市】海外在住者が見た新型コロナによる、町の変化と新しい生活様式【海外調査】
(株式会社ロコタビのプレスリリース 2020年7月9日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000024321.html

ウイズコロナの時代を迎え、世界10都市でも社会活動も活発になっている。
飲食店では、店内飲食も許可されるようになっているが、感染拡大が続く地域では店内飲食は許可されていない。また各国とも3蜜対策を取っている。
映画館なども再開されているが、気持ちが元の生活様式に戻れなくなっている。
公共交通機関も段階的に緩和されているが、マスクの着用が義務付けられている。車や自転車など、接触を避ける移動方法を選択する人が増えている。
仕事や勉強もオンライン化が進み、「時間が創出できた」というメリットと、「挨拶のハグとキスが無くなった」という文化を変えたデメリットもあるという。

【ポイント】
「ロコタビ」に登録している海外在住者を対象に、新型コロナ感染による「5月から6月の町の様子」について調査したもの。

◎レストランでの店内飲食

新型コロナウィルスによりテイクアウトが主流になった飲食店ですが、徐々に店内飲食も許可されているようです。しかし、いまだに新型コロナウィルスの感染拡大が懸念される地域では店内飲食は許可されておらず、ニューヨーク市では予定していた経済活動再開の中の「店内飲食」が延期され、またホンジュラスでは新型ウィルスの感染者の総数が日本の総数を追い抜く数に達しているそうです。

●レストランの店内飲食が可能:
韓国、イタリア、スペイン、スイス、ドイツ、サンフランシスコ(アメリカ)

●レストランの店内飲食は不可能:
ホンジュラス、ニューヨーク(アメリカ)

◎娯楽施設の再開は?

少しずつ経済活動が再開され、「娯楽施設」が再開されているところも多くみられた。
しかし、新型コロナ発生前の元の生活様式に気持ちが戻れなくなっているのが現状で、在住者からは様々なコメントが寄せられました。
●フランス:
コートダジュールの海岸で日光浴が始まり、パリの街中のレストランでもランチしている人達が増え始め、以前の生活に戻りつつあるが、コロナ第2の波が来ているので、用心している人とそうでない人に分かれているように見える。
●ドイツ:
コロナは終わったと勝手に思いこんでいる人が増えました。
●イタリア:
やっと先週から公園の開放。しかし子供遊具はまだテープが張ってあり、遊べない。

◎交通手段の変化は?

公共交通機関の使用が段階的に緩和されています。
公共交通機関ではマスクの着用が義務付けられたり、車や自転車、キックボードなど不特定多数の人との接触を避ける移動方法を選択する人が増え、町の流れにも変化がうまれている。

イタリアでは国民に健康的な生活を推奨するため「自転車ボーナス」が発案され、新しく自転車を購入すると、お金が返ってくる仕組みができたそうです。
新しい生活様式を推奨する国の制度が、アフターコロナの生活の快適さを後押しするかもしれません。

◎オンライン化が進む学びや働き

急速に仕事や勉強もオンライン化が進み「新しい時間の創出ができた」というメリットが生まれた一方、「挨拶のハグとキスが無くなった」という文化をかえたデメリットもあるようです。

韓国のK-pop業界では、オンラインサイン会などが活発に行われているが、参加したファンの満足度は高く「アイドルに会う」とことにおいて、国境を感じずに楽しめるメリットも生まれている。

「ロコタビ」は、海外と関わる人の課題を解決する事を目的に運営しており、「ロコタビ」が今できる事は世界の変化を自社ネットワークを生かし、現地のリアルを伝え、今後も変わらず「海外と関わる人の課題を解決する」ことを使命としている。
■調査概要
調査の方法:ロコタビ登録の世界10都市在住ロコへのアンケート
調査実施日:2020年6月24日~26日
調査主体:株式会社ロコタビ
※本内容を掲載の際は、出典「ロコタビ調べ」と明記をお願いいたします。