京都の『五山の送り火』は明日8月16日に開催されます。
大文字   20:00点灯
妙法     20:10点灯
船形     20:15点灯
左大文字  20:15点灯
鳥居形    20:20点灯

『送り火』に関する文献は、公家の舟橋秀賢の日記「慶長日件録」で、慶長8年(1603年)らしい。
始まったのは、平安時代の空海という説もあるが、定かでないという。
また昔は年中行事ではなく、戦国の世を超えて平和を取り戻したとき、戦で亡くなった人の魂を弔うため始まったと推測するとの記述を読んだ。

明治以前は、「い」の字、「一」の字、「蛇」形、「長刀」形、「竹の先に鈴」形もあり、計十山の送り火があったそうだ。
しかし、寒村では送り火を継続することができずに無くなってしまったといいます。
「伝統は一度耐えてしまうと後が続かない」
この言葉を肝に銘じて、今残っている文化の火は消さないようにしたいものです。

http://www.kyokanko.or.jp/okuribi/index.html