京都が1位に!英国有力旅行雑誌「Wanderlust」読者投票
(やまとごころ 2020年2月28日)
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英国旅行雑誌「ワンダーラスト」の読者投票において、ベストシティ部門で京都が2年ぶりに1位を獲得。国部門は日本が5位だった。
京都がこのようなランキングで1位になっても驚かないが、京都の魅力は清水界隈や嵐山だけでなく、魅力あるスポットが多くあり、混雑度で代替えの観光スポットを案内するなどの対策が取られている点も優れている。

【ポイント】
英国旅行雑誌「Wanderlust(ワンダーラスト)」の読者投票(過去1年間の顧客満足度に基づく)の結果、ベストシティ部門では京都が96.92%の満足度で2年ぶりに1位を獲得した。
国部門は日本が95.63%で5位だった。
なお、6年連続でベスト10入りしているのは京都市のみだ。

1993年創刊の旅行雑誌「Wanderlust 」は、従来型のビーチリゾート休暇に飽き足らない富裕層を含む旅行好き層をターゲットとしており、読者は冒険型、文化体験型の旅行を好み、年間の旅行回数が多く旅慣れしている傾向にある。
毎年10月と11月に、「国」から「ツアー会社」に至るまで様々なカテゴリーでの読者投票が行われ、結果は2月にイギリスで開催される旅行見本市「Destinations Travel Show」で発表される。

京都は多くの人にとって、寺、神社、お茶屋や町家、桜や石庭など、日本のエッセンスを具現化した町である。昨年は7位に順位を下げたものの、この10年間でランク外になったのは1度のみと、人気、満足度ともに非常に高い。
近年の日本人気の後押しもあり、京都が1位に返り咲いたことは決して驚きではない。
その人気の高さゆえ多少のオーバーツーリズム問題が発生しているが、スマートな旅行者なら混雑を避ける方法を見つけることができる。
例えば、人気の伏見稲荷大社は24時間開いており、早朝に訪れてそこを独り占めすることも一考である、との評価コメントが述べられている。

「ベストシティ部門」
順位 都市名(国名) 満足度(%)
1 京都(日本) 96.62
2 シンガポール(シンガポール) 94.40
3 クスコ(ペルー) 93.64
4 セビリア(スペイン) 93.08
5 ケープタウン(南アフリカ) 92.76
6 アムステルダム(オランダ) 92.09
7 イスタンブール(トルコ) 91.88
8 シェムリアップ(カンボジア) 91.43
9 ニューヨーク(アメリカ) 90.91
10 バンクーバー(カナダ) 90.71