6/23のNHK番組『サキどり』で、“変わるブライダル事情”が取り上げられていた。

イマドキの結婚式として、価格破壊を起こしている「格安婚」の紹介が主だったが、かたや2012年の挙式・披露宴にかける費用は344万円だという。やはり挙式費用は高額だ!

そして驚いたことに、2010年の婚姻70万組に対し、挙式15万件だという。少し気になったのでnetで調べてみることにした。

2012年の婚姻数は、66万9千組。(人口動態調査:厚生労働省)

2012年の結婚式場取扱件数 54,138件。(特定サービス産業動態統計調査:経産省)

   ※全国主要8都市の取扱件数

2008年度の婚姻数は、745,548件(2000年は80万件)あり、結婚式場取扱件数は70,527件(2000年は9万件)とあった。

2012年の婚姻数は2000年比△16%と、婚姻数そのものが急激に減っていることに驚いた。少子高齢化、晩婚化などは知っていたが、数字として婚姻数の減少に驚きを感じる。正式に婚姻していない同棲世帯も多数いるのだろうが…

次に婚姻70万組に対し、挙式15万件という数字に驚きを感じる。経産省の8都市の結婚式場取扱件数では5万4千件とある。テレビで言っていた挙式15万件としても、55万組挙式していないことになる。

理由は、海外挙式の増加、できちゃった婚で挙式できない、再婚のため挙式をひかえる、また、レストランなど「結婚式場」としての登録がされていない場所で挙式(本物の教会、神社を含む)も増えているという。

かたや、挙式、披露宴にかかる費用や招待客人数は高水準で推移している。

挙式、披露宴総額は、343.8万円(10年:325.7万円)。 ご祝儀総額は、226.3万円(10年:223.8万円)。 披露宴の招待客人数は、73.7人(10年:72.7人)。 招待客1人あたりの費用は、5.4万円(10年:5.3万円)だそうだ。 (関西における挙式、披露宴総額は338.3万円、ご祝儀総額は206.4万円)

(ゼクシィ結婚トレンド調査2012)

番組では、写真だけの結婚式や、格安婚が紹介されていたが、豪華な結婚式が多いのもまだまだ実態のようだ。

私の娘も、長女は海外挙式、次女は格安婚だったので、数字のうえでは挙式に含まれないのだろうが…、親は挙式してほしいと思う人が多いことだろう。

http://www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/130623.html