IR法案が今臨時国会で成立する可能性があるという。日本の経済がものづくり産業からの転換が求められるなかで、『観光』は重要であり、特に経済効果の高いMICEを誘致する上でもIRは重要だと思っている。しかし、カジノを含むIRについての国民的議論が不足しているのでは無いか…個人的意見で「カジノ反対」と言われる意見もよく聞く。この意見を言う方は、統合型リゾート(IR)についてよく知らない方も多い。また、専門家のなかでも意見が分かれている点もある。どのようなメリットがあって、どのようなリスクがあるのか、明確にしたうえで議論できる体制を整えてほしいものだと思う。 (産經新聞 10月3日)

・政府は2日、統合型リゾート施設(IR)の整備を促す推進法案の成立を見据え、50人体制の推進本部事務局を設置する方針を固めた。・2020年東京五輪・パラリンピックまでの施設整備を目指す。
・推進本部の事務局は、関係省庁の幹部職員を集めて7月に発足した約20人の検討チームを拡充し、来年1月にも体制を整える。
・事務局長には杉田和博官房副長官、局次長には和泉洋人首相補佐官を充てる方針。
・IR整備が安倍晋三首相の肝いりであることを踏まえ、首相官邸主導で具体化を急ぐ。内閣府の外局には「カジノ管理委員会」を設置し、民間事業者の許可業務を担う。・安倍首相を本部長とする推進本部の下には専門家で構成する審議会を設置し、解決策を盛り込んだガイドラインを策定する。・推進法案は自民党、日本維新の会(当時)、生活の党が昨年12月、議員立法で国会に提出。先の通常国会で継続審議となり、9月29日に開会した臨時国会で成立する可能性がある。
・政府は6月に策定した成長戦略にIR検討の方針を明記。安倍首相は1日の参院本会議でも「(IRは)観光振興、地域振興、産業振興に資する」と答弁し、経済活性化への好影響を期待している。・安倍首相は「来年からIRの具体化に入りたい」と周辺に漏らしており、自民党は11月30日までの臨時国会で成立を図る方針だ。 http://www.sankeibiz.jp/macro/news/141003/mca1410030500001-n1.htm