ムスリム教徒7割が「病気が不安」 国内のハラル対応病院は「キリスト教病院」1カ所のみだそうです。

(産經新聞 8月11日)

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140811/wlf14081111170009-n1.htm

ハラール料理を提供するホテルや飲食店が増えてきました。

やっとムスリムの受け入れが始まったといった感触ですが、この記事を読んで、「観光」する、「人が移動する」ということは、人間活動の全ての受け入れが無ければならないのだとあらためて感じました。

【ポイント】

・マレーシア、インドネシア両国からの旅行者は、平成25年で約31万人。10年前(15年)の2・4倍になる。

・イスラム教徒(ムスリム)に対応できる食事の提供が常時可能な病院は、いまだ国内で大阪に1カ所「淀川キリスト教病院」あるのみ。

・24年7月、「ハラル認証」を受けた専用キッチンを設置。研修を受けた調理師や栄養士、配膳係など約20人がハラル食対応に従事する。

・食材調達は東京のレストラン運営会社と契約し、常時提供が可能。

・これまでに入院した患者3人が利用した。

・「訪日で不安に思うことや行きたくない要因」として「緊急時、病気の際の連絡先がわからない」と回答したのは、インドネシアで約80%、マレーシアでも約75%に上った。