日本の自販機、外国人の約9割が訪日中に利用。残り1割はどうしたら使ってくれるのか、調査で判明
(ITmediaビジネスONLINE 2020年2月10日)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2002/10/news114.html

日本滞在中に自動販売機で飲料を購入した外国人94%。満足度は98%だという。
しかし分かりにくさもあり、中国人観光客は「支払い方法」39%、「飲料の選択方法」(26%)とあり、米国の30%、韓国の32%の観光客からは、「飲料の種類」についての改善要望があった。
日本は現金で購入する人が多く、クレジットやQRコード決済を母国で使っている外国人には、使いにくい面があるようだ。

【ポイント】
訪日外国人が、どのように自動販売機を利用し、どのような点に不便を感じているのかを調査した。
日本滞在中に自動販売機で飲料を購入したことがある外国人は 93.7%に上った。
日本の自動販売機の満足度に対して、「満足している」は97.6%。
訪日したほとんどの外国人が自販機を使用しており、またその満足度もかなり高いことが分かった。

「自動販売機で飲料を購入したときに、使用方法が難しいと感じたことはありますか」という質問に対して、「感じた」と答えた割合は、米国が最も高く31.5%。中国は28.7%、韓国は25.1%だった。
分かりにくさを感じた点は、中国人観光客が最も多かったのが「支払い方法」38.9%。「飲料の選択方法」(25.9%)、「飲料の種類」(16.7%)だった。
米韓からの旅行者は、ともに「飲料の種類」を最も多く回答した。韓国が31.8%、米国が31.0%。

日本滞在期間に自動販売機を使わなかった外国人に対して、「どのようなきっかけがあれば日本の自動販売機で飲料を購入したいと思いますか」を質問した。
中国、米国の観光客は、「支払い方法が分かりやすかったら」が最も多く、それぞれ72.7%と85.7%。なお、中国は同率で「操作方法が分かりやすかったら」という回答も並んだ。
韓国の観光客からは、「限定の飲料が買えたら」という回答が最も多く57.9%。韓国からの観光客は商品そのものに対する興味、関心が強いようだ。

JR東日本ウォータービジネスが、2020年1月、過去3年以内に訪日経験のある訪日外国人600人を対象に、インターネット上で実施した。