欧米豪 主要9カ国 ⇔ 日本の出入国の規制状況を整理した(5月7日版)
(トラベルボイス 2020年5月7日)
https://www.travelvoice.jp/20200507-146105

世界各国は新型コロナ感染拡大を防止のため出入国制限が続いている。
そのような中、国内での移動制限が解除され、ニュージーランドとオーストラリアは、タスマン海を横断する両国間路線に限定した再スタートするという。
感染拡大が止まっていない中だが、今、始まった規制緩和が功を奏することを願いたい。

【ポイント】
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、世界各国では出入国の制限が続いている。
2020年5月7日現在の欧米豪主要9カ国⇔日本の出入国の規制状況は下記のとおり。
(国によっては一部、外交関係者などの特例が認められる場合もある)

5月6日、ドイツは感染予防対策を施したうえで全店舗の営業再開を認めたが、出入国制限緩和はなく、レストランおよび観光目的の宿泊施設利用は、各州独自の責任で段階的な再開決定にとどまっている。
オーストラリアのカンタス(QF)グループが、5月末までとしていた国際線の運休を7月末まで延長した。これには、QF、ジェットスター(JQ)の日本への直行便も含まれている。

日本への入国については、日本政府による規制、現地政府による規制、日本政府は3月25日付で日本邦人に対し全世界への渡航自粛(海外安全情報レベル2:不要不急の渡航は止める)を発出している。

米国
• 米国→日本
  • 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/7現在]
• 日本→米国
• 入国後14日間は自宅などでの待機を求める。北マリアナ諸島への渡航者は、14日間の強制隔離。グアムも新型コロナウイルスに感染していないことを証明する文書を所持していない場合は、グアム政府指定の施設で14日間の強制隔離。 [5/7現在]
 
オーストラリア
• オーストラリア→日本
• 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/7現在]
• 日本→オーストラリア
• 全ての者の入国を禁止、トランジットも原則不可(オーストラリア人、オーストラリア永住者と直近の家族、オーストラリア在住のニュージーランド人を除く)[5/7現在]
• カンタス(QF)グループが5月末までとしていた国際線の運休を7月末まで延長。QF、ジェットスター(JQ)の日本への直行便も含まれる [5/7現在]※
 
英国
• 英国→日本
• 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/7現在]
• 日本→英国
• 英国は日本からの入国制限を発出していないが、症状が疑われる場合は国民医療サービス(NHS)の指示に従うよう指示。疑わしい症状がある場合には自己隔離をした上でNHSのオンライン症状チェッカーを利用。その結果に応じた対処が必要 [5/7現在]
 
カナダ
• カナダ→日本
• 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/7現在]
• 日本→カナダ
• 空路、海路について、6/30まで外国人の入国を禁止 [5/7現在]

フランス
• フランス→日本
• 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/7現在]
• 日本→フランス
• EU、シェンゲン協定国、英国以外の出身者は入国禁止 [5/7現在]

ドイツ
• ドイツ→日本
• 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/7現在]
• 日本→ドイツ
• 5月15日まで(延長もありうる)、EU、EFTA(欧州自由貿易連合)、英国以外の出身者は入国禁止。ただし、長期滞在資格を保有する者、国境を超える通勤者、帰国のためのトランジットは適用除外 [5/7現在]
 
イタリア
• イタリア→日本
• 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/7現在]
• 日本→イタリア
• 全ての入国者は、公共交通機関に乗る際に旅行目的、居住所、交通手段、連絡先を記した宣誓書を提出。症状の有無にかかわらず、14日間の自己隔離 [5/7現在]
• イタリアはEU加盟国であり、EUは加盟国に対し、EU、シェンゲン協定国、英国以外の出身者を入国禁止することを提案している [5/7現在]

スペイン
• スペイン→日本
• 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/7現在]
• 日本→スペイン
• 5月15日まで、日本人を含むスペイン国民以外は、EU、シェンゲン協定国、国境を超えて通勤する労働者などを除き入国を拒否 [5/7現在]
 
ロシア
• ロシア→日本
• 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否。ロシアは新たな水際強化で4/27に追加され、4/29・0時以降、日本に到着した人が対象になった [5/7現在]
• 日本→ロシア
• 当面の間、すべての外国人の入国を一時的に制限(外交官、ロシア居住者、ロシア国籍者の配偶者・子どもなどを除く) [5/7現在]
• ロシアの大使館・領事館でのビザ申請・受理・発給停止 [5/7現在]
• ロシアの空港と外国空港との定期便・チャーター便の運航を停止 [5/7現在]