瀬戸内国際芸術祭への欧米豪からのツアー予約80%が広告由来、デジタルマーケティングに成果(やまとごころ 2019年11月20日)https://www.yamatogokoro.jp/inboundnews/pickup/35558/

「瀬戸内国際芸術祭」について、”せとうちDMO”のマーケティングを通じて、欧米豪の日本旅行を検討中、予約済の旅行者に対し広告を配信したところ、オフィシャルツアー予約の約80%が広告由来になった。キャンセル待ちも含めツアー予約件数は100件に達し、航空券予約も約8,200人となったという。オフィシャルツアーの写真を見た旅行者が申し込みに殺到したようだが、誘客活動としてとても参考になる結果だ。

【ポイント】香川県および瀬戸内国際芸術祭実行委員会が連携した『瀬戸内国際芸術祭デジタルマーケティング調査』を実施したせとうちDMOによると、マーケティング活動を通じて、オフィシャルツアーへの予約を多数獲得するなど、欧米豪旅行者の誘客に成果があったという。

マーケティング活動により、ニューヨークタイムズを始めとした海外メディアで、同芸術祭が取り上げられるなどの成果があり、これらの掲載をタイムリーな誘客につなげるべく4月26日から本事業を実施をした。欧米向けデジタルマーケティングのノウハウを持つ同DMOは、世界の旅行者の行動分析を提供するADARAのデータも活用。日本旅行を検討中、または予約済の欧米豪トラベラーに対して効果的な広告を配信し、オフィシャルツアー予約のうち、約80%が広告由来となった。

キャンセル待ちも含めツアー予約件数は100件に達し、日本行きの航空券予約も約8,200人となった。オフィシャルツアーが在庫切れとなり予約を諦めたユーザーも多く計測され、在庫不足の補充ができていれば予約数はさらに伸びただろうと推測している。マーケティング効果が実測されただけでなく、実際の広告に対する旅行者の行動分析と改善点が検証できたことは、今後の集客にさらなる威力を発揮する。