じゃらんの『とーりまかし』3月号に“自治体の新・ソーシャルメディア活用”という記事があった。

Facebookの「シェア」「コメント」「いいね」による情報拡散に効果があるとの記事だ。そして「災害情報」には強い反応があり、小さなNEWSには反応も小さい。しかし、小さなNEWSにも「この人が言うのなら」との人間関係を基軸とした反応により大きく変わる。ソーシャルメディアは『人のメディア』なのだという。

富士市と鎌倉市のFacebookページの活用例が紹介されていた。富士市は「ふじ氏」、鎌倉市は「かまくらさん」というFacebookページを持つ。
投稿者は、鎌倉市は“市内在住・在勤者”を公募し、富士市は“富士山の好きな人”を公募したという。最終的には「かまくらさん」には1192名。「ふじ氏」には3776名が登録されているそうだ。これだけの人がそれぞれのFacebookページから発信するだけでも高い効果が期待できるが、この事例では、Facebookページとともに、個人のFacebookにも投稿が反映されるという。この相乗効果により、数十万人の人に伝わるとある。
応募された人は、これまでもボランティアやNPO活動で地域に積極的に関わる人が多く、「おなじみさん」も多かったそうだ。この活動そのものが「オフ会」のような場となり、会話も弾み、情報発信も進んだという。

Facebook等ソーシャルメディアをやっている人は、感覚的にこれらの減少が理解できるが、Facebookをやっていない人にはなかなか理解されない面がある。
私も、個人のFacebookやNPOのFacebookページ、HPブログ等を併用しているが、コピペするのも大変である。紹介した事例では、Facebookページとともに個人のFacebookにも情報が転載できるので、優れていると思う。
これからの時代は、ソーシャルメディアが『観光の情報』を創ると言っても過言ではないと思う。