1月~11月の訪日外国人が949万9300人となったと日本政府観光局が発表した。
初めて年間訪日者が1千万人を突破する。


11月の外国人旅行者数は、前年同月比29.5%増の85万9800人
1月から11月までの累計は、949万9300人に達し、
12月も去年より多いペースで、1000万人突破が確実になった。円安で日本への旅行に割安感が出てきたことや、7月に始まったタイ、マレーシアに対する観光ビザの免除が後押ししたという。中国、台湾、香港、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インドが、11月と して過去最高を記録した。 国・地域別の11月までの累計は、1位:韓国が227万3300人(23.4%増)、2位:台湾が206万1400人(52.2%増)、3位:中国が121万7900人(11.3%減)だった。中国は、沖縄県・尖閣諸島をめぐる関係悪化で、昨年10月から前年同月比マイナスが続いていたが、9月からプラスに回復している。
韓国は、原発汚染水問題に係る現 地報道の影響により、先月に引き続き前年同月比でマイナスとなった。
政府は、30年に外国人旅行者を3千万人超とする長期目標を立てており受け入れ態勢の強化策として、観光地などの案内標識の多言語化やビザ緩和の対象拡大などを進めている。羽田、成田両空港の発着枠拡大も検討中だという。 関西の動向を見ると大阪の「海遊館」の11月の外国人団体客数が前年同月比4割増の約1300人千日前道具屋筋商店街も外国人の姿が増え、”鉄鍋”や“包丁”を購入する人が増えている。関空の4月から9月の国際線の外国人旅客が前年同月比27%増の245万人と過去最高を記録高島屋京都店の11月の免税販売額が前年同月比2倍だという。 来年は、ユネスコの世界無形文化遺産となった『和食』による効果も見込まれるので、さらに増加するものと思われる。

 日本政府観光局の報道資料http://www.jnto.go.jp/jpn/news/data_info_listing/pdf/pdf/131211_monthly.pdf