【図解】訪日外国人数が2か月連続で前年割れ、2019年11月は0.4%減の244万人、韓国が65%減 ―日本政府観光局(速報)(トラベルボイス 2019年12月18日)https://www.travelvoice.jp/20191218-143469

2019年11月の訪日外国人数は前年比0.4%減で、韓国は65.1%減だという。韓国市場を除く19市場では19.9%増となり、大きな影響は避けられたようだが、頭打ちを迎えている。中国市場は21.7%増の75万900人と、訪日市場の約3割を占める最大市場になっている。欧米豪市場も伸びており、市場の分散が広がっているので健全な発展だといえる。

【ポイント】2019年11月の訪日外国人数(推計値)は、前年比0.4%減の244万1300人で、2か月連続で前年を下回った。
1月~11月の累計は、2.8%増の2935万5700人だった。
前年からの減少数は約1万人で、韓国は65.1%減の20万5000人で、前年より38万3213人減少した。

韓国市場を除く19市場では19.9%増の223万6300人となり、各市場で11月の過去最高を記録。最大市場である中国市場は21.7%増の75万900人で、訪日市場全体の約3割を占めた。東南アジアも堅調で、タイが36.3%増の14万300人、フィリピンは38.0%増の6万4800人、シンガポール(20.3%増の6万5300人)、マレーシア(17.1%増の6万5000人)と同規模の市場となった。

欧米市場では、豪州(21.2%増の4万8300人)や英国(37.5%増の3万7700人)は、ラグビーワールドカップの需要に加え、新規就航による航空座席供給増加も追い風。米国(17.3%増の14万9000人)は、日本関連記事の露出機会の増加に加え、堅調な訪日クルーズ需要の推移もある。