「不要不急の外出自粛時のお金の使い方の変化」調査
(観光経済新聞 2020年5月15日)
https://www.kankokeizai.com/【データ】「不要不急の外出自粛時のお金の使い/

リモートワークが増えてはいるが、勤務先へ出勤26%、リモートワーク24%、自宅と勤務先の両方で仕事16%と、出勤している比率も高いようです。
外出自粛で生活費は「普段と変わらない」38%。増えた出費は「食費」29%「電気代」22%、減ったのは「交際費」25%で、「収入は変わらない」52%と「収入が減った」48%と拮抗、生活費は「足りている」が55%のようです。

【ポイント】
(株)タンタカは11日、「不要不急の外出自粛時のお金の使い方の変化」を発表した。
(調査期間:2020年5月2日・3日の2日間)

▼あなたの職業(雇用形態)を教えてください

WEBアンケート、有効回答数500名の内訳は、正社員167名、パート・アルバイト80名、契約社員23名、派遣社員20名、公務員2名の順となった。

▼現在は自宅(リモートワーク)でお仕事をされていますか?

勤務先へ出勤131名(26.2%)、自宅(リモートワーク)121名(24.2%)、自宅と勤務先の両方で仕事82名(16.4%)、仕事をしていない166名(33.2%)となった。
日本はIT化が非常に遅れていると言われていますが、「仕事をしていない」の166名には出勤自粛等の働けない状況のために、働きたくても働けない方もいらっしゃるようです。

▼不要不急の外出は控えていますか?

9割を超える452名の方が「不要不急の外出を控えている」と回答した。

▼外出自粛で生活費は減りましたか?増えましたか?

生活費が減った165名(33.0%)、生活費が増えた145名(29.0%)、生活費は普段と変わらない190名(38.0%)となった。
通勤・通学ができない状況が続いていますが、「生活費は普段と変わらない」が最も多い結果になった。

▼外出自粛の影響で増えた出費は?(複数回答可)

増えた出費で最も多いのは「食費」310件(29.1)%、電気代が242件(22.7%)の順となった。
日常のほぼすべての食事を自宅でいただくため、食費が占める割合が多くなり、自宅にいる時間が長くなるため、電気代や通信費、日用品の出費が増えています。

▼外出自粛の影響で減った出費は?(複数回答可)

不要不急の外出自粛で、交際費345件(25.3%)、旅費交通費268件(19.7%)、娯楽費248件(18.2%)、洋服代212件(15.6%)といった対外的な活動に関する出費が減っています。

▼外出自粛の影響で収入は減りましたか?増えましたか?

「収入は変わらない」52.2%、「収入が減った」47.6%と、ほぼ同數になりました。
「勤務先へ出勤している」、「自宅(リモートワーク)」、「自宅と勤務先の両方で仕事をしている」と回答した方の合計は334名で、そのうち「収入が減った」と回答した方は163名でしたので、約半数の方が「仕事は継続できているけど収入は減っている」と感じているようです。

▼生活費は足りていますか?

生活費は「足りている」55.8%と回答していますが、36.0%の方が「足りないので貯金を取り崩している」と回答し、生活費が足りないので、支援制度・借金を考えている方が少数ながらいることも深刻です。

※上記で紹介した各質問事項のもっと詳しい数字や、その他、500名のうち、副業している方は何人いるか?貯金はいくらあるのか?など以下のURLに詳しく記載しています。
https://tantaka.co.jp/okanekariru/archives/5103