スポーツ観戦と旅の意識調査、世界の旅行者の5人に1人が「自国チームが出場する大会」のために旅したいと回答(トラベルボイス 2019年12月30日)https://www.travelvoice.jp/20191230-141859

「自国のチームが決勝戦で戦う姿を見るためなら仕事を辞めてでも行きたい」と、世界中の旅行者の18%回答し、「そのためにハネムーンをキャンセルする」も19%が回答したという。自国チームの試合観戦のため旅行した人が87%と驚異的な数字になった。日本でもサッカー観戦で旅行する人が増えているが、スポーツの観戦や体験のツーリズムを充実させる必要がありそうだ。

【ポイント】ブッキング・ドットコムの「スポーツ観戦に関する意識調査」によると、世界中の旅行者の19%が 「自国のチームが出場する大きな大会を見るために旅行するなら、そのためにハネムーンをキャンセルする」と回答。特にインドのクリケットファン(41%)、中国のバスケットボールファン(41%)、タイのサッカーファン(32%)でその割合が高い結果となった。

世界中のスポーツファンの18%が「自国のチームが決勝戦で戦う姿を見るためなら仕事を辞めてでも行きたい」と回答。18〜34歳ではさらに上がり26%となった。ラテンアメリカのサッカーファンでその割合は高く、ブラジルで21%、アルゼンチン18%、 メキシコ18%、コロンビア15%となった。

2018年には世界中の旅行者の87%が自国のチームの試合を観戦するために年1~5回の旅行を経験。日本は88%になり、最も高かいのはサッカーファンで21%だった。世界中のスポーツファンの69%は、「自分の住む地域から離れた場所まで試合を見に行くために旅行したことがある」と回答。 アウェーに最も多くのファンが応援しに行くスポーツはサッカーで、 次いでバスケットボール(20%)とテニス(17%)の順となった。

観戦旅行で日本のスポーツファンが滞在先選びで重視することは、「手頃さ(77%)」「スタジアムや会場との位置関係(73%)」。また何時に観戦が終わってもいいように「24時間チェックイン対応をしている宿泊施設(53%)」を検索している。

この調査は、29のマーケットを対象とした18歳以上のスポーツファン2万2,603名が回答(オーストラリア、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、日本、中国、ブラジル、インド、アメリカ、イギリス、ロシア、インドネシア、コロンビア、韓国からそれぞれ1,000名、ニュージーランド、タイ、アルゼンチン、ベルギー、カナダ、デンマーク、香港、クロアチア、台湾、メキシコ、オランダ、スウェーデン、シンガポール、イスラエルからそれぞれ500名)。