友人Qさんの、「ななつ星in九州」の旅のレポート③を転載させていただきます。

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いよいよ、『ななつ星』がお客を乗せて走り始める10月15日が来た。

朝から小生のスマホは、メディアの方々からのインタビュー依頼や、列車内での映像提供の依頼が立て続けにある。JR九州はもちろん、乗車する人が誰なのかの問い合わせに応えてはいない。

どうやらネット検索で、小生が書いた「ななつ星当選」のことを書いたブログにヒットしたらしい。それ故、これからあとも集中的に取材を受けることになる。

博多駅前で、テレビ朝日、そして前日の我が家にまで取材に来られ、その後、ずっと追いかけをする日本テレビ、西日本新聞の地元紙はじめ全国紙も取材に来ておられる。

「日本テレビの真相報道バンキシャ!」担当の三木さんは、福岡入りする前に我が家に寄って、当選通知や旅のガイドに目を通し、今回のために作ったスーツもカメラに収めていった。

そして当日の朝、妻と『ななつ星』客専用の「金星ラウンジ」に向かう姿を追いかけ、感想をハンディカムに落とし込んだ。

次はテレビ朝日だ。博多駅をバックにした映像が早速にモーニングバードで紹介された。

「金星ラウンジ」は博多駅三階にあるが、1階からエスカレーターを上る前に、JR九州の「ななつ星」スタッフに呼び止められ先導していただいた。花に飾られ、「ななつ星」のゲートに掛けられた幕の向こうがラウンジだ。

満面の笑みをたたえた「ななつ星」の制服に身を包んだクルーがでむかえてくれている。

西日本新聞の吉田記者や、久しぶりにお会いする日経新聞の豊田記者も待っていてくれている。

世界で初めて「ななつ星」に乗る乗客としては、いやが上にも気持ちが高揚してくる。

記者の方から「切符を見せてください」と異口同音にリクエストされるが、切符は持っていない。名を名乗らなくても、クルーからは私が溝口だということが、分かっているようだった。

ウェルカムドリンクが出され、森伊蔵のジュレがのった未体験の味のスイーツが出された。

ラワンジの面々に目をやると、マスコミが書くような富裕層と言った感じはあまりなく、普通のオジサン、オバサンの集まりに見える。 

(つづく)