友人Qさんの、「ななつ星in九州」の旅のレポート⑯を転載させていただきます。
今回は、「ななつ星の朝食と都農ワイン」についてです。

徐々に明るくなり、窓から光が差しこんでくる頃、「ななつ星」は日南海岸を進んでいた。
そして「都農」に停車した。朝の食材供給のため停車したのが「農の都」っていう名に相応しい都農町だ。
都農町には都農ワインがある。

ここは、火山灰土壌で排水性には優れているものの、ブドウが必要とする
、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が乏しい土質なので、都農ワイナリーの牧内農園では積極的に堆肥を利用し、
顆粒状の土をつくり、
ぶどうの毛細根が張りやすい環境を整えるブドウづくりをしている。「ぶどうはやせた土地でよく育つ」というが、ここでは土壌改良に取り組んでいる。「すべては“世界の都農ワイン”となる日のために。ぶどうの産地は宮崎県都農町産100パーセントです。
まさに風土を表現する日本のワインです。」を売り文句にしている。

朝食は、都農で穫れた水々しくシャッキとした歯ごたえ野菜と、まるで雲を掴むようなふわふわの口ざわりの
オムレツだった。
ななつ星の旅の二日目のスタートに相応しい朝食だった。

 (つづく)