【図解】2020年の訪日外国人数は年間411万人、12月は5.9万人(直近10年の推移グラフ付き)
(トラベルボイス 2021年1月20日)
https://www.travelvoice.jp/20210120-147984

【ポイント】
2020年の訪日外国人旅行者数(推計値)は、前年比87.1%減の411万5900人。新型コロナ感染拡大でやむを得ないとはいえ、目標値の1割とは情けない。
ワクチン接種の効果で、社会活動、経済活動の再開を望むばかりだ。
日本の貿易収支に占める「インバウンド観光」は、国の経済の柱です。

【 内 容 】
日本政府観光局(JNTO)が発表した2020年の訪日外国人旅行者数(推計値)は、前年比87.1%減の411万5900人となった(2019年は3188万2049人)。コロナによって、政府目標値(2020年に4000万人)は達成不可能となることが見えていたが、その目標値の約10分の1の着地となった。

2020年12月単月では、97.7%減の5万8700人。5月の1663人(前年比99.9%減)を底に、7月以降は段階的な国際往来の再開に向けた措置が進められ、少しずつ増加傾向にあった。しかし、12月は11月の5万6700人(同97.7%減)と同水準にとどまった。
航空データOAG社によると、12月に国内主要6空港に到着した国際線の実績合計は、便数が前年比84.9%減の3361便、提供座席数が85.0%減の77万6237席。国際線の就航状況は、前月から大きな変更はない。