【JAMS.TV 社の遠藤様のオーストラリアのご報告】

遠藤様は、オーストラリアのJAMS.TV 社で、訪日プロモーションやオーストラリア人向けに日本の情報を伝える仕事を手がけおられます。

昨日、オーストラリアでワインを作っておられる日本人の方をお呼びして「オンラインツアー」を開催しました。シドニーを中心に50〜60名に参加いただきましたが、日本からも釼菱さんに参加をいただきました。ありがとうございました。

オーストラリアのコロナの状況は、7月からビクトリア州で第2波が発生し、ビクトリア州だけが厳しいロックダウンになりました。第2波では700名近い感染状況でしたが、最近は10数名に落ちついてきました。それでも外出規制は続き、自宅から半径5kmしか移動できない状況で、違反すると罰金も1500ドルと高額です。

私が住んでいるシドニーは、第1波は200名程度の感染者を出しましたが、今はゼロの日もあり、昨日は13名でした。しかし飲食店ではソーシャルディスタンスを取り、集会も20名以内と厳しく制限されています。

海外への移動は、ニュージーランドとのトラベルバブルが決定しました。10/16からニュージーランド人だけがオーストラリアの一部の州に入国できるようになり、オーストラリア人は11/1からニュージーランドに渡航できるようになります。次の候補国として、日本、韓国が上がっています。

これまで「州を越えた移動は禁止」されていたのですが、11/1から、ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州の移動が解除されます。ようやく州境を越えた移動の動きが出始めている状況です。しかし、カンタス航空は3月末までは国際線の飛行はしないとも発表され、まだ厳しい状況は続くのかもしれません。

訪日インバウンド向けプロモーションも最近増えており、私たちも受託させていただきました。
またオンライン料理教室として、地方の肉や野菜、お酒などの商材を使った、オーストラリ人向けの料理の企画も進んでいます。食材は自宅に送って、ライブで調理法を指導する内容です。
また、旅行商談会も8月にオンラインで実施しており、2回目を11/30から開催する予定です。

【北海道 知床斜里町 馬場町長】

今年は、知床の世界遺産認定から15周年を迎えるのですが、コロナの発生で観光客数が激減し、4月から6月まで前年度比15%程度でしたが、7月は35%、8月は知床観光が最も多い時期に当たりますが62%止まりでした。少なかった理由は、夏休みが短縮され、家族の動きが少なかったことと、お盆の帰省も第2波でブレーキがかかったことによります。
そして9月に期待を寄せたのですが、結果として73%でした。知床観光では知床五湖が人気ですが、4連休は過去にないような渋滞が起こりました。

10月は、2日から10日間「知床オータムフェス」を開催しました。この時期は、シャケが遡上するので、クマがシャケを捕らえるため出没し、クマが増えるのですが、これまでクマを撮影したいとしてお客さんがクマに近づき、そして車が渋滞するという問題を抱えていました。今年はガイド付きシャトルバスを運行して、安全なバス車内から見てもらう企画に変更し、シャケの孵化場の見学にも取り組みました。
このようなイベントがあったからこそ、ワーケーションのお客様も来られ、多くのお客様に喜んでもらうことができたと喜んでおります。

【「ふるさとシェアリング」の話と進捗状況】

大阪でツーリズムプロデューサーをし、創業以来「地域のファン作る」ことを意識してきたてオダギリさん。地域のファンが増えることで、持続可能な観光が実現できると考えたからだといいます。

「地域のファン作る」ことを考えていて気がついたのが、「関係」です。「◯◯を見る」「◯◯を食べる」から「◯◯さんに会いに行く」「◯◯さんの作った料理を食べに行く」という、「関係」こそ重要だと考えます。
そして今、作っているのが「ふるさとシェアリング」です。
「ふるシェア」は「まち」と「ふるさと」が友達になるプラットフォーム!

古民家を改装した一棟貸別荘「ふるシェアの家」を、和歌山県すさみ町と京都府京丹後で展開する準備をしており、将来は「日本中の関係人口」の拠点になることを目指しています。
「移住」については、いきなり移住するというのは移住者側も、地域側もハードルが高いので、関係人口で、地域が好きになってから「移住」を迎えるのが良いと思っています。
「ふるシェアの家」は、今は2箇所ですが、来年には3箇所、再来年には5箇所、3年間で10箇所のバーチャルな「ふるさと」を作ることを目指しています。

和歌山県のすさみ町も、京都府京丹後市網野も、工事はほぼ完了して認可手続き中で、会員募集を始めます。会員価格も、今は最も安く設定しており、将来、価格を上げる考えなので、今、会員になっていただけるとお得だそうです。クラウドファンディングもすぐにも始められるので、皆さんも応援をお願いします。