国内モバイル決済は急成長の局面に、QRコード決済が躍進、2021年度には2000万人規模に拡大へ ―ICT総研予測
(トラベルボイス 2019年1月10日)
https://www.travelvoice.jp/20190110-124405

2018年度のスマホの電子マネー利用者は前年比29.6%増の1157万人。QRコード決済利用者は173.8%増の512万人。2021年度末までに約2000万人規模に拡大する見通しという。
少額決済では「現金」(71.6%)が最多となるが、モバイル決済の普及とともに、高額決済だけでなく少額決済にもスマホ決済に移行しそうだ。

【ポイント】
ICT総研の「2019年 モバイルキャッシュレス決済の市場動向調査」によると、2018年度のスマホアプリの電子マネー利用者(アクティブユーザー)は前年比29.6%増の1157万人に増加。
QRコード決済の利用者は173.8%増の512万人におよぶ予測となった。
2021年度末までにはさらに急増し、それぞれ約2000万人規模に拡大。特にQRコード決済市場が急成長する見通し。

2018年の決済方法を見ると、
1000円~3000円では「現金」(71.6%)が最多。「クレジット」(43.6%)、「カード型の電子マネー」(17.7%)、「スマホアプリの電子マネー」(9.2%)が続いた。
1万円以上3万円未満の買い物では、「クレジットカード」(68.3%)が最も多く、「現金」(44.7%)、「カード型の電子マネー」(5.1%)、「デビットカード」(4.4%)の順。

年代別では、小額決済でスマホアプリの電子マネー利用率が多いのは40代(14.3%)、QRコード決済の利用率が多いのは20代(7.3%)だったという。
よく利用するサービスは、モバイル電子マネーが「Suica」「楽天Edy」「nanaco」「WAON」「iD」の順。
QRコード決済は「楽天ペイ」「PayPay」「LINE Pay」「d払い」の順となった。

この調査は、ネットユーザー4062名へのアンケートや各種公開資料にもとづきまとめられたもの。