スマホECサイトで「応答速度が遅くて離脱」の経験は約6割、5秒未満で4割、一方で再訪して購入は8割に(トラベルボイス 2020年1月28日)https://www.travelvoice.jp/20200128-144968

スマホの「応答速度が遅くて買い物をやめた」人が6割。反応しなくなり5秒未満で離脱した人が36%、20歳代、30歳代が多いという。大手ECサイトのセール認知率は「楽天スーパーSALE」50%、「Amazon Cyber Monday」45%、「Yahoo!ショッピング年末感謝セール」25%だったという。ECサイトのセールで買い物をする人も多いようだ。

【ポイント】ジャストシステムの調査によると、スマートフォンでEC利用時の約6割に「応答速度が遅くて買い物をやめた」と回答した。購入意向があったにも関わらず、ECサイトまたはECアプリの応答速度が遅く、タップしても反応しない、ページが遷移しないといった理由から離脱したことが「頻繁にある」人は13.4%、 「ときどきある」人は44.1%で、合わせると57.5%に達した。

経験がある人の割合を年代別に見てみると、10代59.0%、20代67.0%、30代64.5%、40代58.5%、50代44.3%、60代37.0となり、20代と30代の6割以上が離脱した経験があることが分かった。

応答速度の遅さが原因で離脱した経験がある人に、離脱したときの平均的な時間を聞いたところ、「1秒未満」と回答した人は2.9%、「1~2秒未満」は6.1%、「2~3秒未満」は9.0%、「3~5秒未満」は18.4%。 ECサイトやECアプリが反応しなくなってから5秒未満であっても、 36.4%もの人が離脱していることが分かった。

応答速度の遅さが原因で離脱した経験がある人のうち、 その後、ECサイトやECアプリに再訪して買いたかった商品を購入した経験が「頻繁にある」人は19.2%、「ときどきある」は63.3%で、82.5%が一度離脱したにもかかわらず、 購入に至っていることが分かった。「頻繁にある」人の割合は、10代42.3%、20代32.8%、30代10.0%、 40代12.5%、50代3.7%、60代5.9%となった。

昨年末に開催された大手ECサイトのセール認知率は「楽天スーパーSALE」が50.3%で最も高く、次いで「Amazon Cyber Monday」(45.0%)、「Yahoo!ショッピング年末感謝セール」(25.1%)の順。実際に購入した人の割合が最も高かったのは「楽天スーパーSALE」(41.8%)、次いで「Yahoo!ショッピング年末感謝セール」(36.6%)、「Amazon Cyber Monday」(34.5%)の順となった。

本調査は17歳~69歳の男女1100名を対象にしたもの。なお、集計データとしてまとめた全135ページの調査結果レポートを「Marketing Research Camp」の自主調査レポートページ( https://marketing-rc.com/report/ )から、無料でダウンロードすることが可能。