1月31日からの春節には、大勢の中国人観光客が舞い戻ってきているようです。

テレビを見ていても「政治問題と、消費や観光の問題は関係ない」という方も見受けられます。

2013年の訪日外国人の旅行消費額は1兆4168億円。そのうち中国国籍の旅行消費は、2759億円と19%を占めているそうです。中国人のマナーも問題ですが、今後、絶対数が増える中国人観光客にどのように接するのか、真剣に考えなければならないのだろうと思います。

『外国人観光客の受け入れに新たな潮流  挙国「おもてなし」体制は構築できるのか』

【ダイアモンド オンライン】

http://diamond.jp/articles/-/48706

【ポイント】

・2013年、訪日外国人の旅行消費額は1兆4168億円と推計され、そのうち中国国籍の旅行消費は2759億円と全体の19%を占めダントツだ。

・「世界で最も歓迎しない観光客」に関する調査では、中国人が第2位だ。

・日本は適正利益での商売が普通であり、中国のように2倍、3倍の値段をふっかける商売はしないため、「値切る」という習慣などないことを、彼らは知らない。

・これまで日本側は中国側の顔色を見過ぎた。また中国側はそんな日本側の足元を見てきたといえる。

・インバウンドツーリズムで業界の先頭を走る藤田観光(本社:東京)も、上海駐在員事務所に加え、ソウル、台北、シンガポールと海外拠点を増設した。

・東南アジアの観光客は日本人ウケがいい。中国人のエージェントや観光客にみるような露骨な要求がない。

・近年、日本のインバウンドツーリズムは、団体旅行から個人旅行へのシフトが顕著。

・インバウンドは、「街の瀬戸物屋さん」にも「街のアイスクリーム屋さん」にも福をもたらしている。

・英語・中国語の対応が今後の課題だ。インバウンドツーリズムは国民ひとりひとりが無関係ではいられない。