“富裕層向けホテルが3割不足に” 外国人観光客が回復なら
(NHK NEWS WEB 2022年6月13日)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220613/2000062239.html

【ホッシーのつぶやき】
訪日外国人観光客が回復すれば、関西では“1泊10万円以上の富裕層向けホテルの客室が3割不足”し、大阪府ではおよそ2100室の需要に対し、4割不足するするそうです。
富裕層向けホテルも増えていますが、足らないといいます。私は1泊10万円の客室とは縁がありませんが、本当に富裕層がそんなに来るのでしょうか?

【 内 容 】
日本を訪れる外国人観光客がコロナ禍前の水準に回復するなどした場合、関西では富裕層向けのホテルの客室が、需要に対して3割近く不足するという試算がまとまりました。

この試算は日本政策投資銀行が、国内外からの観光客の数やホテルの予約サイトの情報などから、1室あたり1泊10万円以上の客室を対象としてまとめました。
それによりますと、外国人観光客がコロナ禍前の水準に回復し、客室の稼働率が85%と想定すると、関西では4年後の2026年に4500室余りの需要に対し、供給が3割近くにあたる1300室余り不足するということです。
関西ではいずれの府県でも客室の供給が不足する結果となり、最も顕著だった大阪府ではおよそ2100室の需要に対し、供給が4割余り不足する試算になったということです。
大阪では2025年の大阪・関西万博に向けて、JR大阪駅北側の「うめきた」エリアなどで高級ホテルの建設が計画されていますが、計画中のホテルが完成しても客室数が不足する見通しとなっています。
日本政策投資銀行関西支店の樫村直樹企画調査課長は、「富裕層は宿泊や消費にかける金額が大きいので、ホテルなどの受け皿を整備し、需要を取り込む機会を損なわないようにすることが、関西経済にとって重要だ」と話していました。