外国人が涙した美しさ。幕末の写真家が撮った「明治時代」の着色写真
(TRiP EDiTOR 2020年3月18日)
https://tripeditor.com/11187/5

幕末から明治時代の、市井の人々の生活感溢れた写真は人々を引き込みます。
この時代に活躍した写真家「日下部金兵衛」の写真が取り上げられていましたので、関西で縁の濃い写真を抜粋してご紹介します。
「TRiP EDiTOR」のサイトにはさらに多くの写真が掲載されています。

【ポイント】
幕末から明治時代にかけて、国内に限らず海外でも評価された「日下部金兵衛(くさかべ きんべえ)」という写真家をご存じでしょうか。彼は日本の街の風景や暮らし、人々を撮り続けた知る人ぞ知る写真家なのです。さらに写真といっても白黒ではなく、「着色写真」という技術を取り入れています。
山梨出身の日下部金兵衛は、江戸幕府の1863年ごろから引退する1912年まで活躍した、明治時代を代表する写真家です。駆け出しのころはイタリア系イギリス出身の写真家フェリーチェ・ベアトの弟子として横浜で着色技師としての腕を磨き、のちに独立し写真家への道に進みました。外国人の土産写真に売っていた「横浜写真」も有名です。
彼の作品は、モノクロ写真に施した着色技術が特徴的です。それではさっそく、彼がその目で見た各都市の風景や女性、人々の暮らしを見ていきましょう。
ちなみにここで紹介する写真はすべて1880年〜90年代ごろのものです。

これがあの「浅草寺」とは! 連日世界中から大勢の人が訪れる、浅草名物の浅草寺ですが、現在のにぎわいが想像できないほど、ひっそりとしていますね。
明治時代の人がいまの浅草寺界隈を見たら、どんな風に思うのでしょうか。