ブーム到来・・・日本酒の中国向け輸出量が年々急増、北京で品評会も開催=中国メディア
(Searchina 2019年7月21日)
http://news.searchina.net/id/1680880?page=1

中国における日本酒の消費量が増加している。
今年1〜5月における日本酒の累計対中輸出額が22億円と、昨年同期比53%増加し、輸出量も同27%増になった。ここ3年で輸出額が3倍、輸出量が2.5倍になった。
訪日中国人観光客の、酒蔵見学が人気を集めているという。
北京市における日本酒品評会の記事だが、「一般の中国市民の視点」で品評する姿勢は大切だ。

【ポイント】
中国メディア・中国新聞網は、日本酒の対中輸出量が年々増加していると報じた。
北京市で日本酒の品評会開会式が行われ、日本の各地から集まった清酒100種類あまりが参加し「最も中国人に喜ばれる日本酒ブランド」を目指す戦いが始まったと伝えた。

イベントは、日本の一般社団法人である全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会のほか、日本料理普及促進会、中国食品工業協会が共同で開催し、審査員はみな専門家ではない中国人が担当して「一般の中国市民視点」から品評が行われると説明し、結果は22日に発表される予定だとした。

北京の日本大使館特命全権公使である四方敬之氏が「現在、日本酒が中国の人びとの間で喜ばれており、消費量が絶えず増加している」と語り、今年1-5月における日本酒の累計対中輸出額が22億円と、昨年の同時期に比べて53%増加し、輸出量も同27%増になり、ここ3年で輸出額が3倍、輸出量が2.5倍になったと伝えた。

ショッピング観光から体験型の観光へとシフトしつつある訪日中国人観光客の間で、酒蔵の見学が人気を集めており、日本の清酒業界も中国人観光客を呼び込むべくさまざまな取り組みを進めている。
伝統的な技術の要素を多分に含み、深い味わいを持つ日本酒の中国での人気は、これからさらに高まりそうだ。