7/22のテレビ番組『未来世紀ジパング』で、〜今、世界では日本食が大ブーム〜が放送されていた。
 
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20130722/
 
『新横浜ラーメン博物館』が人気しているそうだ。9店舗のラーメン博物館に、11時のオープン前から長蛇の列ができ、日本の本格ラーメンを食べようとする外国人客も大勢詰めかけている。来場者数は年間100万人。外国人客は年間12万人という。
ここに、アメリカ生まれのラーメン店「IKEMEN HOLLYWOOD」がある。2011年、ハリウッドにオープンし、今年4月、日本に逆上陸を果たしたのだ。バジルペーストの豚骨味つけ麺『ジョニーディップ』(850円)が評判だそうだ。
 
http://www.raumen.co.jp
 
新横浜ラーメン博物館の調査によると、日本式ラーメン店の数が最も多いのは、アメリカ305店舗、タイ171店舗、シンガポール148店舗、中国125店舗と続いている。世界のラーメン店の数は、2013年2月現在で1000店舗を超えているという。
 
http://markezine.jp/article/detail/17345
 
「日本式ラーメン」の元祖は、東京は浅草の「来々軒」で軒先には「支那蕎麦」と書かれている。醤油味スープにチャーシューとメンマを入れたものだという。
 
世界でラーメン店が誕生したのは、1975年、NYの「SAPPORO」、1984年、パリの「HIGUMA」が先駆けだ。これらの店は、現地の日本人が始めたもので、日本から海外にラーメン店が進出したのは、1992年、タイの「8番らーめん」が始まりだ。そして2000年代中頃から、日本の有名ラーメン店の海外進出が増え、ラーメンの注目度が一気に高まったという。
 
10年前、日本食の代表といえば、「寿司・天ぷら・刺身」だったが、この10年で外国人の日本食嗜好が変わってきている。「訪日外客訪問地調査」(JNTO 2009年「訪日外客訪問地調査」)では、訪日観光の目的が、長年1位だった「ショッピング」から「日本の食事」に変わってきている。そして、「特に満足した日本の食事」のランキングでは、天ぷらに代わり、ラーメンが2位にランクインしている。
 
http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07001256/kaigaishohisha_Rev.pdf
 
こうしたラーメン人気の背景には、アニメなどのサブカルチャーの影響や、日本の「ダシ文化」や「UMAMI(うま味)」への注目もあるようだ。

今、ニューヨークで「ラーメン」が大人気だという。ここ数年、日本の本格ラーメン店の進出が続き、なかには3時間待ちの店もある。行列店が後を絶たないのだ。人気の理由は、本物志向の商品力。丹精込めて作るスープと、それにマッチする“本格麺”がカギになるという。
ニューヨークのラーメン店、約50店舗のうち35店舗に生麺を直販する会社「サンヌードル」では、麺の太さや縮れ具合など、各店舗の要望に叶う麺を開発し、130種もの麺を製造しているという。そして、その製造機械が日本製の食品ロボットだというのだ。
 
『世界ラーメン紀行』という動画サイトもある。
http://www.youtube.com/watch?v=_lnM29847O4
 
『未来世紀ジパング』の番組を見ていて不思議に思ったのが、外国人が麺をすすっている姿だ。確かにスプーンで受けながら食べるなど上品ではあるが、「音を出して食べてはいけない」という西洋の食文化まで変化し始めているのかもしれない。
マンハッタンの女性が「麺の喉ごしが最高」と言っている姿には、こちらもニコリとなってしまった。