【データ】国内のKlookユーザー対象「海外旅行に関する意識調査」 Klook調べ
(観光経済新聞 2023年5月13日)
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【ホッシーのつぶやき】
水際対策撤廃で「海外旅行に行きたい」人がが9割いるようです。「2023年中に海外旅行を計画している」人も91%もいます。行きたい旅行先は「韓国」が1位になりました。これまで海外旅行といえば「ハワイ」が1位でしたが、「旅行費用の高騰」が心配で近場のアジアを候補に挙げる人が多いようです。

【 内 容 】
旅行・体験予約プラットフォームのKlookは2023年4月27日、水際対策終了が目前に迫っていることを受け、国内のKlookユーザーを対象に実施した「海外旅行に関する意識調査」の結果を発表した。

調査名:「海外旅行に関する調査」
調査方法:Klookユーザーアンケート
調査期間:2023年4月13日〜4月20日
有効回答数:1,858

【調査結果まとめ】
91.5%が水際対策に伴い「海外旅行意欲が高まる」と回答、また91.3%が「2023年中に海外旅行を計画したい」と回答
行きたい海外旅行先1位は韓国、2位台湾、3位タイ、4位ハワイ、5位シンガポール
行き先選びでより重要になったポイントとして1位は「費用が抑えられる」
 水際対策撤廃で回答者のほとんどが海外旅行意欲を高めており、かつ具体的に海外旅行を計画したいと回答しました。行き先選びにもコロナの影響は薄れている模様です。2022年以降にすでに行った海外旅行先としては、韓国を筆頭とするアジア圏が並んだ一方で、今年行きたい旅行先は新たにハワイが上位にあがりました。費用面での懸念は根強く、今後の海外旅行の最大のハードルは旅行費用だと言えそうです。

【詳細】
9割以上が「水際対策終了により、海外旅行意欲が高まる」
 「2023年5月8日より、新型コロナが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行され、日本入国時のワクチン接種証明・陰性証明提示といった水際対策が撤廃されます。 これにより、あなたの海外旅行意欲は高まりますか?」と質問したところ(n=1856)、91.5%が「はい」と回答しました。水際対策終了が回答者の大多数の海外旅行意欲を高めていることが確認されました。

9割以上が「今年中に海外旅行を計画したい」
 「2023年中に海外旅行を計画したいと思いますか?」との質問に対し(n=1700)、91.3%が「はい」と回答しました。回答者の海外旅行の意欲が高まり、実際に計画したいと考えている模様です。

行きたい海外旅行先は、1位:韓国、2位:台湾、3位:タイ、4位:ハワイ、5位:シンガポール
 「2023年中に海外旅行を計画したい方は、どこの国に行きたいですか? 現実的に行く可能性の高い国を、3つまで選んでください。」との質問したところ(n=1552)、1位は韓国、2位は台湾、3位はタイ、4位ハワイ、5位シンガポールとなりました。上位3地域は他を大きく引き離しており、高い人気がうかがえます。

韓国 48.8%
台湾 36.7%
タイ 29.3%
ハワイ 19.3%
シンガポール 16.0%

海外旅行を計画したくない理由の1位は「費用面での懸念」
 「(海外旅行を計画したくないと回答した人に対し)海外旅行を計画したいと思えない理由として、当てはまるものを全て選んでください(当てはまるもの全て)」と質問したところ(n=158)、6割以上の人が「費用面での不安(物価高・円安など)」を理由として選び、突出して多い結果となりました。2位に「新型コロナウイルスに感染するのが怖い」、3位に「国内旅行で満足」と続きました。

半数近くが「2022年以降に海外旅行に行っていない」と回答
 「2022年以降、海外旅行に何回行きましたか?」と質問したところ(n=1858)、44.8%の人が0回と回答しました。2022年10月に水際対策緩和したものの、半数近くの人はまだ海外旅行を実現できていないことがわかります。一方で、すでに海外旅行に行っている人が過半数となり、複数回行っている人が3割近くに上ることを考えると、水際対策終了を機にKlookユーザーはますます海外旅行へ積極的に出かけていくだろうと推察できます。

Q4: 2022年以降、海外旅行に何回行きましたか? 回答数
0回 44.8%
1回 25.5%
2回 13.7%
3回 7.4%
4回 3.5%
5回以上 5.1%

2022年以降に行った海外旅行先は、1位:韓国、2位:タイ、3位:台湾、4位:シンガポール、5位:ベトナム
 「2022年以降に訪れたことのある国を全て選んでください。」と質問したところ(n=1025)、1位は韓国、2位はタイと他を大きく引き離し、3位以降は台湾、シンガポール、ベトナムとアジア地域が続きました。

韓国 45.6%
タイ 26.9%
台湾 14.3%
シンガポール 14.0%
ベトナム 12.3%

海外旅行の行き先選びは、コロナ前と現在で「変わらない」が7割強
 「海外旅行の行き先選びは、コロナ前と現在で変わりましたか?」との質問に対し(n=1858)、「変わった」という回答が27.3%、「変わらない」という回答が72.7%となりました。コロナの影響が薄れてきている傾向がうかがえます。

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行き先選びでより重要になったポイントとして1位は「費用が抑えられる」
 「(コロナ前と現在で行先選びが変わったと答えた方に)コロナ前に比べてより重要になったポイントがあれば、3つまで選んでください。」と質問したところ(n=507)、「現地費や渡航費など、費用が抑えられる」が62.1%で1位となり、やはり費用面での懸念が大きい実態が浮き彫りとなりました。韓国やタイ、台湾といった、近距離で航空運賃が比較的安くすみ、円安の影響も少ない旅行先が人気であることも、これを裏付けています。

現地費や渡航費など、費用が抑えられる 62.1%
現地の衛生状態が良い 40.8%
現地の治安が良い 36.7%
滞在日数が少なくても満喫できる 23.7%
フライト時間が短い 20.7%
現地の公共交通機関が発達していて、自力で旅行しやすい 17.4%
現地を訪れるのにベストシーズンである 7.9%
日本語が通じるホテル、レストラン、ツアーが多い 5.7%