国連世界観光機関、2019年水準への海外旅行の回復は2024年以降に、64%の専門家が予測、前回調査の45%から増加(トラベルボイス 2022年1月20日)
https://www.travelvoice.jp/20220120-150501

【ホッシーのつぶやき】世界の海外旅行市場は、2019年水準への回復が2024年以降と予測する専門家が増えているようです。2021年の海外旅行は2019年比72%減で、欧州は63%減、米国62%減。それに対しアジア太平洋は94%減です。国連は、2019年の主要輸出品目として、燃料、化学品に次ぐ世界第3位の観光が、雇用と経済発展には欠かせないと述べています。私は日本にとって、観光はさらに重要になると思い活動しています。https://yamatogokoro.jp/inboundnews/pickup/45116/

【 内 容 】国連世界観光機関(UNWTO)は、今後の世界の海外旅行市場について、2019年水準への回復を2024年以降と予測する専門家の割合が、2021年9月の時点の45%から64%に増加したことを明らかにした。また、58%が2022年中に、42%が2023年から回復基調に向かうと予測した。

UNWTOは2021年の海外旅行の実績も発表した。旅行者数は前年比4%増の4億1500万人。2019年比では依然として72%減と回復には程遠い結果となった。

2021年第2四半期では緩やかな回復が見られたものの、第3四半期と第4四半期は2019年同期比で62%減と再び落ち込んだ。オミクロン株の感染拡大の影響は大きく、2021年12月単月では同65%減となった。

地域別では、欧州と米国の回復が力強く、それぞれ前年比19%増と17%増と前年を上回ったものの、2019年比では63%減と62%減。アジア太平洋は全地域の中で最も回復が遅く同65%減。2019年比では依然として94%減と回復の兆しは見えなかった。

観光収入では、世界全体で2020年の1.6兆ドル(約182兆円)から1.9兆ドル(約217兆円)に微増したものの、2019年の3.5兆ドル(約399兆円)には程遠い結果に終わった。旅行者一人当たりの収入は2020年の1300ドル(約14万8000円)から1500ドル(約17万1000円)に増加した。