旅行好きの緊急事態宣言解除後の国内旅行意向、「3ヶ月以内」に再開希望は65%、約半数が衛生対策を選択基準に
(トラベルボイス 2020年5月26日)
https://www.travelvoice.jp/20200526-146185

ポストコロナの旅行意向調査も多くなってきた。
傾向は同じで、国内旅行が先に動き、海外旅行は少し先になりそうだ。
この調査はトラヘルズージャパンの会員なので旅行意向が強い。3か月以内に国内旅行意向を持つが65%もいるという。

【ポイント】
トラヘルズージャパンは、緊急事態宣言解除後の宿泊を伴う国内旅行の再開時期の質問で、「すぐにでも」(23.6%)と「1~3か月後」(41.6%)を合わせて、3か月以内に旅行の再開意向を持つが65.2%にのぼった。
海外旅行の再開時期は、「すぐにでも」(8.7%)と「1~3か月後」(15.3%)、「4~6か月後」(23.0%)を合わせて、6か月以内に旅行再開の意向を持つ回答者が47.0%に達したが、 「1年以上先」も32.9%もあり、海外旅行には慎重な意見も多く見られた。

最初に行きたい旅行は、「自宅から片道2時間圏内でマイカーを利用する個人旅行」(29.9%)、「自宅から片道2時間半以上でマイカーを利用する個人旅行」(17.0%)を合わせて、移動手段をマイカーが約半数を占めた。
「国内で航空機を利用する個人旅行」(20.3%)、「海外で航空機を利用する個人旅行」(14.0%)も上位に挙がり、他の公共交通機関よりも利用意向が強い傾向が表れた。

国内で1年以内に訪れたい旅先は、「近場の温泉(片道2時間程度)」が44.5%で、「遠方の観光地(片道2時間半以上)」も34.7%となった。
また、海外旅行では、「ハワイ」(24.4%)、「台湾」(22.6%)、「東南アジアシティ」(15.8%)、「東南アジアリゾート」(15.2%)など定番の旅先が上位につけたほか、 新型コロナウイルスの影響が大きい「ヨーロッパ」(15.6%)も根強い。一方で、 「しばらく海外旅行をするつもりはない」も20.3%にのぼった。

新たに試してみたい旅のスタイルでは、「コテージやヴィラ、 離れなど独立した客室への滞在」が38.9%で、「ステイケーション(ホテルに長期滞在)」も29.0%あった。
「ガイドブックなどで定番の混雑した観光地をあえて外した旅」(22.5%)や「ひとり旅」(21.7%)も人気があり、旅行でも「3密」を避ける傾向がある。

新型コロナウイルスの影響による旅の価値観では、「ニューノーマル」を意識する傾向も顕著に表れ、「マスクやアルコール消毒などの衛生対策を旅行中でも意識するだろう」(75.2%)、「混雑した観光地や、 混雑する時間の観光を避けるようになるだろう」(59.2%)などに多くの回答が集まった。
「衛生対策がホテルや航空会社などを選ぶ際の基準になるだろう」を選択した回答者が46.6%にのぼった。

トラヘルズージャパンは、国内会員を対象に調査を実施した。
調査期間は5月12~17日。有効回答は4306。