花見シーズンの訪日中国人の動向をSNSデータから分析、マナーに対する意識も向上
(やまとごころ 2019年3月14日)
https://www.yamatogokoro.jp/inboundnews/pickup/30878/

相変わらず訪日客に花見が人気だ。
日本の花見への口コミ件数は前年比2倍、ピークが5月といい、日本の花見の北上に合わせて北海道や東北などで花見を楽しまれているようだ。
中国人が日本での評判を気にしてマナーを気にしているのは良いことだ。
中国の桜の開花が例年より遅くなるとみられ、日本への花見ツアーが人気になっているという。

【ポイント】
「中国トレンドExpress」は、日本の花見における中国人訪日客の動向をWeiboなどの中国SNSから分析した。
人気スポットは京都の名所が10位以内に4つ、東京の名所が3つランクイン。
トップ20位内に北海道の「松前公園」や青森県の「弘前公園」熊本県の「一心行の大桜」なども入った。

日本の花見への口コミ件数は前年比で2倍に増加、ピークが5月と意外な結果になった。
2017年は口コミのピークが4月だったことを振り返ると、北海道や東北などで楽しめる桜への注目が高まっていることが伺える。

花見シーズンの訪日観光予算では、2017年の最多が「5,000元以下」であったのに対し2018年は「5,000〜7,000元」が倍増し最多に。前年なかった「15,001元以上」という口コミも少数ながらあり、中国旅行者の旅行スタイルが団体ツアーから個人旅行にシフトし、予算の積み増しが起きている。

「訪日花見客が気にしていること」では、2017年に全体の20%未満だった「マナー」が、2018年は45%で1位に急上昇した。
これは、日本のメディアが訪日客のマナー違反を大きく報道、それを受けた中国メディアの訪日客批判や、大使館のマナー注意喚起が背景にあると見られている。