訪日タイ人にアンケート。人気のスポットは富士山、観光地は大阪、都道府県は北海道が1位に
(やまとごころ 2019.04.22)
https://www.yamatogokoro.jp/inboundnews/pickup/31618/

2018年に訪日したタイ人旅行者は113万人となり、リピータが多いという。
観光スポットの1位「富士山」、2位「白川郷」、3位「TDR」、4位「USJ」となり、観光地の1位は「大阪」で、自然・四季、世界遺産、大都市、伝統的な日本という嗜好が読み取れる。
タイ人が行きたい日本のスポットを見るだけでも地域に拡散しているようだ。

【ポイント】
タイ人3054人に対し「訪日旅行に関する意向調査」を実施した。
2018年に訪日したタイ人旅行者は113万人となり、この調査の回答者も78%が訪日経験があった。
今回は、昨年の同調査を上回る449スポットが「行きたい場所」として挙げられ、観光地名も合わせると670以上のスポット名や地名が挙げられた。

観光スポット1位「富士山」、2年連続1位となった。「上高地」「姫路城」が初のベスト10入りをし、18位「皇居」「別府温泉」、28位「地獄谷野猿公苑」などは大きく順位が上がった。
昨年開業したばかりの「チームラボ ボーダーレス」が66位に入り、タイ人の情報感度が高いことがわかる。

観光地名1位「大阪」。「富士山」「白川郷」といった有名観光地が上位を保持したが、「新ゴールデンルート」と呼ばれる「名古屋」「仙台」「青森」「長野」 など広域観光周遊ルートの中心にある都市がランクアップした。

都道府県別では全都道府県が票を得ており、ここでもタイ人の幅広い知識と旅行欲が伺える。
1位「北海道」、2年連続1位になった。「愛知県」は名古屋の人気上昇に伴い、順位が上がった。

スポットからは、自然・四季、世界遺産、大都市、伝統的な日本といったタイ人の嗜好が読み取れる。
自国では体験できない雪や温泉、動物とのふれあいスポットなども旅行体験として人気だ。
広域観光周遊ルートなど、バラエティに富んだ地域旅行に関心があり、インターネットやSNSを通じた情報収集がされていることが分かった。