訪日外国人の旅行消費額が伸び悩み、一人あたり支出は5.9%減の14万円台に ―観光庁・2018年第1四半期(速報)
(トラベルボイス 2019年4月23日)
https://www.travelvoice.jp/20190423-129894

2019年1~3月期の訪日外国人旅行消費額は1兆1182億円と、前年同期並みだった。
訪日外国人数は805万3700人(5.7%増)だが、一人あたり旅行支出も5.9%減し14万3206円となっている。
昨年の台風で関空が閉鎖された時、百貨店の売り上げトップの”高島屋大阪店”の売り上げが15%から20%ほど下がったという話をお聞きした。
中国で購入代行が規制され”爆買い”が終焉した今が、本来の訪日外国人の旅行消費額になると思われる。

【ポイント】
2019年1~3月期の訪日外国人消費動向調査(1次速報)によると、旅行消費額は前年同期並み(1兆1121億円)の1兆1182億円だった。
訪日外国人数では5.7%増の805万3700人となっており、伸びは鈍化しているものの前年比よりも増加。その結果、一人あたり旅行支出も5.9%減の14万3206円にとどまった。

中国が4021億円(36%)最多。台湾1501億円(シェア13.4%)、韓国1479億円(同13.2%)、香港807億円(同7.2%)、米国621億円(同5.6%)で続き、上位5カ国・地域で全体の3/4を占める。

一人あたりの旅行支出は中国が前年同期比12.3%減の20万7235円、台湾が8.8%減の12万8172円と減少。
1位はオーストラリアの23万4972円だが、前年同期比では4.5%減となっている。その一方で、シンガポール、ドイツなどは旅行支出が増加している。