訪日外国人の旅行消費額が過去最高、一人当たり旅行支出トップはフランス人、クルーズ客の単価は1割減に ―観光庁・2019年第2四半期
(トラベルボイス 2019年7月17日)
https://www.travelvoice.jp/20190717-134681

2019年4月~6月の訪日外国人旅行消費額1兆2810億円(13.0%増)。
中国が4706億円(36.7%)で最大の消費国でありながら増加を続けている。買い物代は中国(12万4000円)が最多で、爆買いは終わったといえども、訪日客旅行消費は中国だのみが大きい。
フランス24万2000円、英国23万5000円、オーストラリア23万2000円と欧州、豪州の旅行消費額は大きい。
上半期2兆4326億円で、通年計算すると4兆8600億円と、2018年の4兆5189億円は超えそうだ。

【ポイント】
2019年第2四半期(4~6月)の訪日外国人旅行消費額(1次速報)は、前年比13.0%増の1兆2810億円。
上半期では2兆4326億円と過去最高となった。

中国が4706億円(構成比36.7%)、台湾が1457億円(同11.4%)、韓国が1227億円(同9.6%)、米国が946億円(同7.4億円)、香港が904億円(同7.1%)だった。

クルーズ客を除く一般客の一人当たり旅行支出は7.8%増の15万7000円。
フランスが前年比19.6%増の24万2000円で最多、英国が7.9%増の23万5000円。3位オーストラリアは23万2000円だが伸び率は12.7%減と縮小。タイが18.7%増の13万7000円と大きく伸びた。
クルーズ客の一人当たり単価は8.0%減の3万7000円。

一人当たりの費目別支出は、買い物代(5万6000円)、宿泊費(4万6000円)、飲食費(3万4000円)の順。
宿泊費は英国(11万5000円)やフランス(10万7000円)など欧米豪で高い傾向。
買い物代は中国(12万4000円)が最多だった。