「割安だけど快適」というビジネスホテルより少し高級なホテルが注目されているという。
先日のテレビ東京の『未来世紀ジパング』で「カンデオホテルズ」が紹介されていた。
訪日外国人やファミリー客も集まる進化系のビジネスホテルという。一方で、IKEAがホテル事業に参戦しようとしているという。
 
ビジネスホテルは、かつて出張サラリーマンが寝に帰る所というイメージだったが、今は、平日は出張のサラリーマン、週末は家族連れやグループ連れが利用するビジネスホテルが生まれているという。部屋は4人家族がゆったり泊まれる二間続きで、空気清浄機や子ども向けのパジャマまで備えられ、最上階には天然温泉の展望大浴場があるという。
一方、外国人旅行者で賑わっているビジネスホテルがある。彼らは口コミや旅行会社から情報を得てビジネスホテルを選ぶという。清潔な部屋、大浴場、朝食の和食も人気だ。そして割安感のある値段が人気を呼んでいるのだ。
 
国内に11店舗を展開するカンデオホテルズは、「駅前」でなく、道路網の発達した国道脇を狙うという。従業員のほとんどがホテル未経験者だというから驚きだ。しかし未経験者だからこそ、これまでの常識にとらわれないサービスが可能だという。
社長はホテル業界の異端児と言われる穂積輝明さん。今年6月ベトナム・ハノイに進出した。日系企業が多数進出しており、日系企業や多国籍の外国人がターゲットという。地元企業と共同で日本式ビジネスホテルを開業した。
 
一方、世界的家具チェーンのIKEAがマリオットホテルと組んで新しくホテル事業に参戦する。マリオットホテルは世界73ヶ国、17ブランドで、約3700軒のホテルを展開しており、1泊65ユーロ(約8500円)を想定した「低価格で質の高いホテル」という、新ブランド「モクシーホテルズ」を展開しようとしている。
 
日本式ビジネスホテルのサービスは外国でも注目を受けているという。そして日本式“おもてなし”が海外進出しようとしているともいえる。以前、スーパーホテルの海外進出も取り上げられていた。石川県の加賀屋も台湾に進出した。多くの日本式宿泊施設がおもてなし文化を海外に輸出する時代に入ったのだ。
 未来世紀ジパング
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20130812/

ホテル選びの常識が激変 日経トレンディ「2012年ホテルランキング」 

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1000Y_Q2A910C1000000/

日経ビジネスの「ビジネスホテルランキング」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120723/234770/hotel_business.html