【データ】「ロカボ(低糖質)おつまみランキング」調査
(観光経済新聞 2020年9月3日)
https://www.kankokeizai.com/【データ】「ロカボ(低糖質)おつまみランキン/

【ポイント】
コロナ禍で「在宅時間が増えた」が7割といい、「運動不足だと思う」も7割を占めています。
酒や肴を選ぶときに「カロリー・プリン体・糖質・炭水化物などを気にする人は4割を占め、「気にしない」人は5割を占める結果となりました。
在宅時間が長くなると飲酒量が増えそうですが、「飲酒量を意識しながら飲む(52%)」「昼間は飲まない(48%)」「休肝日をつくる(40%)」と、飲酒をコントロールしているようです。

【 概 要 】
酒文化研究所が、酒好きほぼ100人に聞くアンケートの結果を発表した。
最近は体重を増やさないために、食事でカロリーや炭水化物を制限する人をよく見かけます。
ビール類も清酒も糖質オフ商品は堅調で、糖質とプリン体を含まないから焼酎やウイスキーを選択するという方も多いようです。

「コロナ禍以降、自宅にいる時間が増えた(とても増えた41%、少し増えた32%)」といい、在宅勤務だけでなく、買い物や旅行などの外出も控えておられます。そして「運動不足だと思う(思う35%、やや思う36%)」方も7割を占めました。
在宅勤務になると飲みすぎがちになると言われますが、「飲酒量を意識しながら飲む(52%)」「昼間は飲まない(48%)」「酒を飲まない休肝日をつくる(40%)」など、飲酒をコントロールする方も多いようです。

「酒や肴を選ぶときにカロリー・プリン体・糖質・炭水化物などを気にしますか?」という質問では、「まったく気にしない」18%、「あまり気にしない」31%と、半数は気にしていないようで、「気にする(とても気にする5%、少し気にする37%)」方が4割と、カロリーや糖質などを気にする方は、拮抗しつつあるようです。

近年、カロリー・プリン体・糖質などのオフまたはゼロを謳う商品(酒類)は堅調に推移してきました。
コロナ禍下では特に好調な動きを示しています。
「糖質やプリン体がオフ・ゼロのビール類」は9割に認知され、「糖類ゼロの缶入りチューハイ(65%)」や「蒸溜酒は糖質とプリン体がゼロ(65%)」を上回っています。
飲用意向を聞いたところ「糖質やプリン体を含まないので蒸溜酒を好んで飲む」という回答がもっとも多く29%にのぼりました。これに次いだのはビール類の20%、糖類ゼロの缶入りチューハイの15%です。糖質や糖類オフの清酒やワインは認知度と飲用意向がともに低く、告知に課題がありそうです。

ロカボおつまみ人気ランキング1位は「キノコのガーリック炒め」
飲酒時に糖質やカロリーの摂取量を意識する人は4割にのぼりましたが、「ロカボ(低糖質)おつまみ」の人気メニューをみると、素材としては「野菜」「チーズ」「きのこ」「大豆(豆腐・おから・油揚げ等)」「鶏むね肉」「ツナ缶」を使ったものが多く見られました。

アンケートで食べたいものを選んでもらうと、「キノコのガーリック炒め」が第1位でした。「エリンギの彩り炒め」も第3位で、酒の肴としてはキノコの炒め物が人気です。
第2位は「ピリ辛キュウリ」。乱切りしたキュウリを豆板醤であえるだけの簡単メニューです。
第4位の「しらす豆腐グラタン」は水を切った豆腐にとろけるチーズを乗せ、しらすをたっぷり乗せてオーブンで焼いたものです。

人気のロカボおつまみ
【キノコのガーリック炒め】
キノコ(椎茸、エノキダケ、マッシュルーム、シメジなど)は食べやすい大きさにカット。フライパンにみじん切りにしたニンニク、鷹の爪、オリーブオイルを入れて加熱し、香りが出てきたらキノコを入れてしんなりするまで炒め塩胡椒で味を整える。(調理時間15分)
キノコのガーリック炒めに夏野菜とチーズを添えて、夏らしくジンのソーダ割がおすすめ

【ピリ辛キュウリ】
キュウリを乱切りにして軽く塩で揉み、数分置いて水気を切る。豆板醤、胡麻油、胡麻を和えてできあがり。(調理時間10分)
ピリ辛にはのどごしのいいビール類。せっかくなので糖質とプリン体オフをどうぞ

【しらす豆腐のグラタン】
水切りした豆腐にピザ用のチーズとしらすをたっぷりのせて、オーブントースター 1000W で 5 分焼く。その後、上面だけ焼いて焦げ目をつける。(調理時間10分:水切り含まず)
カリカリに焼けたチーズをウイスキーハイボールが引き立てる

【調査概要】
調査時期:2020/8/16~8/23
調査方法:インターネットによる自記入式アンケート
サンプル数:100人(お酒好きな人)