阪急阪神HDが、全駅対象に外国人向け無料Wi-Fiを12月21日から提供します。

鉄道グループが訪日外国人観光客を対象に、全駅で無料Wi-Fiを提供するのは全国初だそうです。

サービス名は「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」といい、対象駅は、阪急電鉄や阪神電鉄のほか、能勢電鉄、北大阪急行電鉄など全157駅(他社との共同使用駅は除く)となり、「阪急3番街」等の商業施設にも設置されます。

駅を利用する訪日外国人なら名前とメールアドレスを入力する簡単な認証手続きだけで、無料でインターネット接続ができます。

1回の接続で15分間利用でき、1日3回まで接続が可能で、阪急、阪神電鉄などが販売する訪日外国人観光客向けのフリー乗車券を買った人は3日間、回数制限なしで使えるそうです。

訪日外国人観光客が、日本滞在中に困ったこととして最も多かったのが“無料Wi-Fi”で36%もありました。(2011年、観光庁調査) これらを背景に、今、自治体を始め、空港、民間企業なども急速に設置に向けて動いています。

どうやら近い将来“無料Wi-Fi”が無い状態からは脱出できそうです。

ただ、無料Wi-Fiの設置者がバラバラで、利用方法も異なるため、次は統一化の問題が出てきそうに思います。

そして、無料Wi-Fi環境が整った次は、コンテンツへのアクセスが問題になります。訪日外国人に情報提供するサイトは多々ありますが、その情報がバラバラに点在するためアクセスできないと言う問題が発生すると思われます。

コンテンツを1箇所に集めてパッケージかしなければならない。11/22のシンポジウムでも、この点を強く主張してまいりました。

関西では、JR西日本も7月から山陽新幹線と在来線の主要11駅で、訪日外国人向けに無料Wi-Fiが提供されています。

サンケイ新聞

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/131217/wec13121719030007-n1.htm

阪急阪神HDプレス資料

http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/KS201312171N1.pdf