6月19日から、都道府県をまたぐ移動の自粛が「全国で緩和」されます。
航空各社も夏の需要を見込んで、7月以降の国内線の運航便数を大幅に回復させています。
しかし観光地の地元では、「たくさん来てもらうのはありがたいが、いっぺんに来て、また1人でもウイルスに感染した人が出たら大変だから、ほどほどというところ」といい、また、感染拡大の影響で、土産物の製造工場が生産調整していたため、品薄状態になっている商品があるともいいます。
移動の自粛解除は嬉しいニュースですが、地元の方への感染拡大に配慮して、マスクの着用やソーシャルディスタンスには気をつけたいと思います。

【NHKニュース】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200618/k10012475201000.html

安倍総理大臣は、19日から、都道府県をまたぐ移動の自粛を全国で緩和する方針を明らかにしました。
コンサートや展示会などのイベントの開催については、一定の人数や収容率のもとで開催できるようにすることや、接待を伴う飲食業などの業種は感染防止のガイドラインを守ることを前提に休業要請を撤廃する方針を示しました。

【テレビ朝日ニュース】
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000186547.html

都道府県をまたぐ移動の解禁は、観光業界への追い風となります。しかし、観光地はそれぞれ不安を抱えています。
栃木県日光市にある『道の駅』は、日光東照宮や鬼怒川温泉などの観光客が立ち寄る施設です。去年の同じ時期は大型観光バスが150台訪れましたが、今年はゼロ。売店の売り上げに大きく響いています。
移動の自粛が緩和されれば、県外からの客足が期待できますが、感染拡大の影響で、土産物の製造工場が生産調整していたため、品薄状態になっている商品があるといいます。
三重県伊勢市の伊勢神宮近くにある土産物店は、「たくさん来てもらって、近くの東海3県・大阪は来てもらうのはありがたいが、いっぺんに来て、また1人でもウイルスに感染した人が出たら大変だから、ほどほどというところ」と言います。

【トラベルボイス】
https://www.travelvoice.jp/20200618-146425

2020年6月19日から都道府県をまたぐ移動の自粛が緩和される。これを受けて、航空各社が7月以降の国内線の運航便数を大幅に回復させる。
・JALは前年比50%まで回復
・ANAは前年比50%まで回復
 国内線航空需要は前年比20%程度まで回復しており、今後7月前半で約40%程度、後半には連休を中心に50%程度まで回復すると見込んでいる。
・LCCピーチは、7月22日から国内線すべての路線で運航再開。
当初事業計画通り22路線約100便を運航する。
さらに、8月1日~31日には、11路線で552便増やし、当初計画の3270便を上回る3822便を運航する。
・ジェットスターはすでに6月18日から国内線を順次再開し、7月23日から全23路線での運航再開。