【図解】訪日外国人数が2000万人超え、11月は244万人、2019年と同レベルに -日本政府観光局(速報)
(トラベルボイス 2023年12月20日)
https://www.travelvoice.jp/20231220-154829

【ホッシーのつぶやき】
2023年11月の訪日外国人旅行者数は244万800人で、2019年とほぼ同数。1月から11月の累計は2233万2000人で、2019年比24%減だった。2024年は3310万人で、中国の個人旅行者が増え、過去最高になるとJTBが見込んでいる。
訪日外国人が増えるのは間違いないが、さらに価値を高めないと外国人の受け入れに力を入れる他国との競争に勝ち残れない。

【 内 容 】
日本政府観光局(JNTO)によると、2023年11月の訪日外国人旅行者数(推計値)は244万800人で、2019年とほぼ同数となった(2019年実数:244万1274人)。1月から11月の累計は2233万2000人(2019年比23.9%減)で年間2000万人を超え、2500万人まであと267万人となった。

訪日客数を地域別でみると、多い順に、韓国が64万9900人(2019年比117.0%増)、台湾が40万3501人(同2.9%増)、中国が25万800人(同65.6%減)、香港が20万400人(同0.3%増)、米国が18万4800人(同24.0%増)。韓国は、日韓情勢によって2019年7月以降、韓国からの訪日旅行を控える動きがあった反動で、伸び率が大きい数値となっている。

JNTOによると、シンガポール(同31.9%増の8万6100人)をはじめとする東南アジアや、米国などの米豪地域からの訪日客数の増加が、全体を押し上げる要因となった。23市場中、13市場で11月の過去最高を更新したという。

航空データOAG社のデータによると、2023年11月に国内主要空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)に到着した国際線は、便数は2019年比16.6%減の1万7336便(3458便減)、座席数は15.6%減の408万8478席(75万6314席減)で、コロナ前の8割超まで回復した。

空港別では、羽田空港と福岡空港がさらに増加率を伸ばし、羽田空港が便数(20.1%増の4206便)、席数(13.2%増の102万9066席)、福岡空港が便数(17.6%増の1680便)、席数(24.0%増の36万1779席)となった。その他の空港も増減率を回復させているが、中部空港は便数(53.6%減の904便)、席数(52.6%減の18万8670席)でコロナ前の5割未満での推移が続いている。

訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。