デジタル広告が初めてシェア半数に、電通が世界の広告費を予測、世界の観光・運輸業は3割増
(トラベルボイス 2021年1月28日)
https://www.travelvoice.jp/20210128-148052

【ポイント】
世界の広告費は、デジタル広告の伸びが顕著で、2021年には50%を超えるという。
日本は、コロナ禍による東京オリンピック・パラリンピックの延期で、2020年の成長率がマイナス18%と大幅ダウンだったが、2021年は5%、2021年は7%の成長を予想している。
2021年。2022年と、世界中の広告費も増加し、経済が復活すると予測しているようだ。

【 内 容 】
電通グループは2021年1月28日、「世界の広告費成長率予測(2020~2022)」を発表した。
これによると、2020年はコロナ禍においても媒体別でデジタル広告だけが唯一、3.2%のプラス成長となり、2021年にはデジタル広告のシェアが初めて50%に達する見通し。内訳として、ソーシャルメディア広告が18.3%増、検索連動型広告が11%増、動画広告が10.8%増と大きく成長すると予測している。
予測は世界59カ国・地域から収集したデータを取りまとめたもので、日本はコロナ禍による東京オリンピック・パラリンピックの延期で、2020年の成長率がマイナス18.4%と大幅ダウン。2021年は5.3%、2021年は6.8%の成長を予想している。

世界全体では2020年は8.8%の減少となる見通しだが、2021年には5.8%の成長が見込まれ、総広告費は約5790億ドルになる。2022年には広告市場全体がコロナ前の水準に戻り、成長率6.9%・約6190億ドルになると予測している。
また、2020年度にマイナスの影響を強く受けた観光・運輸業は、2021年は28.4%増と大きく伸長する見通しだ。