インドネシア政府、バリ島でのホテル開発を一時停止、過剰開発に懸念、観光の質を向上させる政策の一環として
(トラベルボイス 2024年9月10日)
https://www.travelvoice.jp/20240910-156314

【ホッシーのつぶやき】
2024年上半期にバリ島の外国人観光客は約290万人と急増しており、マナーの悪い観光客の動画が拡散し、住民が激怒する事態が発生。インドネシア政府はホテル、別荘、ナイトクラブなど建設計画を一時停止するという。
地域住民の生活を阻害するような事態は観光客にとっても最悪の事態になる事例だと思う。地域住民と観光客の両方の満足が得られる解決策を願いたい。

【 内 容 】

インドネシア政府は、バリ島で進むホテル、別荘、ナイトクラブなどの建設計画を一時停止する。これは、バリ島における観光改革の一環。インドネシア政府は、バリ島固有の文化を守りながら、観光の質を向上させ、雇用を創出していく試みを進めているところだ。

バリ島のサン・マデ・マヘンドラ・ジャヤ暫定知事が、商業目的の過剰開発を懸念し、繁華街4カ所で進む開発の一時停止を中央政府に提案していた。政府は一時停止に同意したものの、正確なスケジュールはまだ協議中としている。地元紙によると、一時停止は最長10年に及ぶ可能性があるという。

バリ島では、パンデミック後、外国人観光客が急増。マナーの悪い観光客の動画が拡散し、住民が激怒する事態が発生している。

インドネシア政府の統計によると、2024年上半期にバリ空港に到着した外国人観光客は約290万人。インドネシア全体の65%を占めた。バリ島内のホテルは2019年の507軒から2023年には541軒に増加している。

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。