9月7日入国規制緩和へ。「添乗員を伴わないパッケージツアー」って?
(MATCHA週刊インバウンドニュース 2022年9月5日)

【ホッシーのつぶやき】
「添乗員を伴わないパッケージツアー」のガイドラインが観光庁から示されました。変わった点は、④の添乗員は同行しないが、常に連絡を取りあえるようにして注意喚起を行うことでした。
旅行業者の責任は従来と変わらず重いようですが、旅行者からすると、行程は決められているもののある程度自由を感じる点にありそうです。
早く欧米並みの自由に旅行できる環境になってほしいものです。

【 内 容 】
「添乗員を伴わないパッケージツアー」の内容。観光庁からガイドラインが示されましたのでチェックしてみましょう。

観光庁、観光目的インバウンド「添乗員なしツアー」ガイドライン改訂版を公表、旅行者の自己手配は認めず(トラベルボイス 2022年9月2日)
https://www.travelvoice.jp/20220902-151946

添乗員の伴うツアーと、今回新たに可能になった”伴わないツアー”。それぞれの旅の流れ、ルールを整理すると以下のようになります。

添乗員の同行を伴うパッケージツアー
①感染拡大防止に配慮した旅程を作成。
②旅行業者(または旅行サービス手配業者)が、往復航空券・宿泊施設の手配を事前に行う。
③ツアー参加者に対し、感染防止対策の徹底、民間両保険への加入などの説明を事前にし、同意を得る。
④ツアー実施中は添乗員が同行し、各種説明や注意喚起を行う。
⑤ツアー中に参加者が感染した場合は、適切な情報を伝え、ツアーからの離団・医療機関への受診対応等をする。
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添乗員の同行を伴わないパッケージツアー
①感染拡大防止に配慮した旅程を作成。
②旅行業者(または旅行サービス手配業者)が、往復航空券・宿泊施設の手配を事前に行う。
③ツアー参加者に対し、感染防止対策の徹底、民間両保険への加入などの説明を事前にし、同意を得る。
④ツアー実施中は添乗員が同行しないが、常に連絡を取りあえるようにし、各種説明や注意喚起をする。
⑤ツアー中に参加者が感染した場合は、適切な情報を伝え、ツアーからの離団・医療機関への受診対応等をする。
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ややこしい部分も多いですが、要は「④」の部分が変化しました。

ツアーには添乗員が同行しなくてもよくなりましたが、常に旅行業者が連絡をとれるようにし、遠隔で注意喚起や、感染が広がらないような管理を行う必要があります。

旅行業者の責任は変わらず重く、現場にいないぶんむしろ管理は難しくなるかもしれません。一方で、旅行者からすると、行程は決められているもののある程度自由を感じながら旅ができるメリットがあります。

ただし旅行者が気ままに旅程を変えることはできません。かつて全体の8割を占めていた個人手配旅行の復活まではまだ時間がかかりそうです。