Go To トラベル利用実績速報、3カ月で利用人数4000万人近くに。割引支援額は約2087億円—観光庁
（やまとごころ 2020年11月16日）
https://www.yamatogokoro.jp/inboundnews/pickup/40839/
【ポイント】
GoToトラベル、7月22日から10月31日までの利用人泊が約3976万人、割引支援額が約2087億円という。
国民の3人に1人が利用したこととなる。
一人一泊当たりの割引支援額は約4743円と、1万円未満で宿泊利用した人が全体の64％。多くの人は高級旅館に宿泊していないというが、「一休」など旅行会社の話では、高級旅館を利用した富裕層も多いようだ。所得分布に応じた宿泊施設の利用になったようだ。
昨夜のWBSで「GoToの感染者数が少く発表されている」との指摘もあった。感染拡大の原因でなければ良いが…
【 内 要 】
GoToトラベル事業の、7月22日から10月31日までの利用人泊数が約3976万人、割引支援額が約2087億円となった。割引支援額のうち、 宿泊・旅行代金の割引が少なくとも約1886億円（7/22～10/31）、地域共通クーポンの付与が少なくとも約201億円（10/1～11/9）という速報値となった。
利用人泊数の推移をみると、事業が開始された7月22日から、7月31日までの１週間あまりで200万人が利用。その後8月31日までの１カ月の利用者は1306万人（累計1506万人）、9月30日までの利用者が１カ月間で1012万人（2518万人）、10月31日までの利用者が１カ月間で1458万人（3976万人）となった。一人一泊当たりでみると割引支援額は約4743円で、一人一泊当たりの旅行代金は約13553円だった。
利用価格帯の分布をみると、宿泊単品では「5000円以上10000円未満」の利用者が37.4％で最も多い。その次に多かったのが「5000円未満」26.5％で、10000円未満で宿泊を利用した人が全体の63.9％と、低価格帯の利用が中心となっている。他の価格帯は「10000円〜15000円未満」が13.2％、「15000円〜20000円未満」が9.1％、「20000円〜30000円未満」が8.8％、「30000円〜35000円未満」が2％、「35000円以上」が3％という結果になった。
